EOS kiss Mで料理の撮影に挑戦 EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMで試す
せっかくマクロレンズEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMを購入したので、EOS kiss Mで料理の撮影を実験してみました。
色々気をつける点があり、なかなか難しかったです。
マクロレンズEF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
EF-M28mmマクロやら、スピードライトやら買ってみたたものの出番が全然無いので、外で撮影してみようと思います。
マクロレンズで撮影するのはアップでの撮影
マクロレンズは、近くまで寄ってアップでの撮影をする特殊なレンズです。
商品撮影
被写体まで近くに寄って撮影するというのは、まず商品撮影が思い浮かぶと思います。
最近はメルカリなどの中古販売用とかオークションへの出品用に小物の見本写真を撮影するのであればマクロレンズが向いていると思います。
https://suusue.com/2018/11/07/post-6002/
料理の撮影
他にマクロレンズを使うイメージとしては、レストランなどで料理の撮影をするというのはよくありますよね。
自分でもカメラを持ち歩いていますが、用途としてはほぼ食事の写真です。
撮影したものはInstagramにシェアすることが多いです。
ちなみにカメラは、パナソニックのGX7MK2です。
ミラーレス一眼では小さくて持ち歩きしやすいです。
値段に釣られて買った割にはいつもカバンに入れて持ち歩いています。
料理の撮影をしてみる
そんなわけで、今回はEOS kiss M+EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMで料理写真の撮影をしてみます。
場所はメイドカフェHoney Honey秋葉原店
毎週土日の昼食は秋葉原のメイドカフェHoney Honey秋葉原店(ハニハニ秋葉原)でオープンと同時に食べています。
まったりできる日常使いできるカフェ
秋葉原のメイドカフェというと、ブリブリのメイドさんが甘ったるい料理に美味しくなる魔法をかけてくれるようなところを想像されるかと思います。
しかし、それは秋葉原の中央通り沿いの大手のメイドカフェで、少し奥に入ると普通の喫茶店に近いまったりしたお店もたくさんあります。
ハニハニもリーズナブルな料金でまったり食事できるメイドカフェで、ランチも基本的にキッチンでの手作りの料理でとても美味しいです。
日替わりランチなどは毎日食べても飽きない感じです。
ハニハニの代表は、「メイドカフェ界のサイゼリアを目指す」とか言ってますが、そんな感じの路線です。
アクセス
所在地は秋葉原からは少し離れていて、最寄り駅は東京メトロ銀座線の末広町駅です。
そのあたりにあるコンセプトカフェはほとんどまったり系です。
所在地: 東京都千代田区外神田3-7-12イサミヤ第8ビル2F
とりあえず撮影したがピント合わせが難しい
洋風チキンカツ丼の写真
実は先にEOS kiss MとEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMで撮影をしています。
よく写っているように見えますが、チキンカツの上に載っている付け合せにピントが持っていかれていて、肝心のチキンカツが相当ボケています…。
失敗の原因
EOS kiss Mに限らず、カメラのAFは基本的に中央付近の一番近いところにピントを合わせるようになっています。
背面モニターのタッチパネル上で好きなところを押せば、好きな位置にピントを合わせられるのですが、あまり細かく指定できないのでAFを使う限りはこんな感じの写真になりがちです。
対策を考える。別なレンズを使う?
EF-M28mmマクロだと少し大きく写るので、少し下がって写しているので、同じ単焦点ではありますが焦点距離の少し小さいEF-M22mm F2 STMであればもう少し寄って写せるかなあと考えます。
別な日にやり直すことにします。
出直し再チャレンジ
そんなわけで、次の週に再チャレンジです。
今回は、EF-M28mmマクロに加えて、EF-M22mm F2 STMと、せっかくなのでスピードライトも持っていくことにします。
今回のメニューは、豚と水菜の味噌焼き丼です。美味しいです。
EF-M28mmマクロでMFピーキング撮影
ネット検索や取扱説明書をもう一度見たところ、MFピーキングという撮影オプションを発見しました。
MFピーキングとは、MF(手動焦点)は文字通りカメラのAFに頼らず手でピントを合わせる方法です。ピーキングはもっともピントのぴったり合っている位置を表示する機能です。
MFだと、目視でピントが合っている位置を確認しながら調整しなければならないのですが、あまり目が良くはないので無理だなーと思っていました。
しかし、ピーキング機能で、ピントが合った位置は色を変えることができますので、ピントが合った位置もわかりやすいです。(標準は赤)
今回はMFピーキングで撮影することにします。

F値開放のF3.5で撮影しています。
ピーキングのおかげでピントがある位置がわかりやすく、豚肉とやや少し手前の水菜位までピントが合うように簡単に調整できました。
なんか、あっけないです。
EF-M28mmマクロ+スピードライト
上記と同じ条件ですが、今度はスピードライト(フラッシュ)で発光して撮影します。
天井バウンスして撮影しています。
ISO値やシャッター速度は変わりませんが、若干明るく写っています。
いい感じですね。

EF-M22mm F2 IS STM+スピードライトで撮影
レンズをパンケーキレンズEF-M22mm F2 IS STMに交換してみます。
スピードライトは使っています。
少し焦点距離に余裕がありますので、丼全体が写るような感じで撮影してみます。

なんか、普通ですね。
EF-M22mm F2 IS STMノンフラッシュで撮影
EF-M22mmのまま、フラッシュを止めてみます。
アングルも最初のアングルと同じように調整してみます。

ISO値が500から640に上がりましたが、大した差は感じません。
写りもマクロレンズと区別が付かない感じがします。
アングル的には、やはり背景が入らないようにした方が迫力が出るような気がします。
EF-M28mmマクロで若干引いて撮影しなおす
同じ条件で比較してみたくて、EF-M28mmマクロで少し引いてテーブルが見えるようにしてみます。

うーん、微妙な差ではありますが、料理と丼だけ写っていればいい気がしますね。
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMでは難しい
ちなみに、標準ズームレンズEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMでも撮影してみましたが、開放の15mm付近で同じくらいに写るように近寄って撮影しようとしても全然ピントが合いません。
少し引いてズームして撮影してみましたが、大体30mm F5付近でようやくピントが合う感じで、これはダメだと思い撮影していません。
結論
撮影してみた結果としては、
- EF28mmマクロでもEF22mm F2 STMでも写りに大した違いは感じられない。
- フラッシュの天井バウンスは効果が大きくきれいに写る
- 被写体の手前側だけピントが合うのは困るので、MFピーキングが便利
- アングル的には料理と食器が写れば十分
写りが大して変わらないのであれば、マクロよりパンケーキのEF22 F2 STMの方が全然便利なので、機会があればこちらをしようしようと思います。
もっとも、超どアップで写すような場面であればマクロを使うしかありませんよね。
フラッシュは、撮影パラメータへの影響はさほど大きくない気もしますが、自然光やら室内照明が思うように行かない時に光を上書きしてニュートラルな白を出しやすいので、きれいに撮りやすいように思えます。
今回使用した機材
EOS kiss Mダブルレンズキット
EOS kiss MにEF-M22mm F2 STMとEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMの付いたダブルレンズキットをおすすめします。
EF-M22mm F2 STMはそれほど高いレンズでは無いので、別売りで購入してもいいかもしれません。
EF-M28mm F3.5マクロIS STM
今回は特にマクロレンズでなくても良さそうでしたが、マクロレンズが必要な場面もありますので、必要に応じて検討して下さい。
スピードライト430EX III-RT
室内撮影ではやはりフラッシュは是非欲しいアイテムです。
別売りのレンズより重要度は高いように思えます。
https://suusue.com/2018/11/20/post-6281/
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