EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMを購入 EOS kiss Mで商品撮影セットを構築
EOS kiss M用にマクロレンズEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMを購入しましたのでレビューしてみます。また、商品撮影用の環境も整いましたので紹介します。
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMを購入 EOS kiss Mで商品撮影セットを構築
マクロレンズ EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
マクロレンズとは簡単に言うと、近寄って被写体を大きく撮影できるレンズです。
食事や花などをアップで撮影しようと近寄ってみたことはないでしょうか。
しかし、ある程度以上近寄るとピントが合いません。
最短撮影距離
レンズごとに最低撮影距離があって、それより近づくとピントを合わせることができません。
このレンズの場合97mm(0.097m)が最短撮影距離ですので、大体10cm位まで近寄ることができます。
普通のレンズは大体25cm位ですので、かなり近付けます。
最大撮影倍率
さらにレンズには最大撮影倍率があり、このレンズは1倍です。
最大撮影倍率は画像センサーの大きさに対して被写体をどれだけの大きさで写せるかという基準です。
1倍であれば、センサー一杯に被写体を写すことができるということになります。
普通のレンズは大体0.25倍位となり、大きくアップでの撮影が可能です。
スーパーマクロモード
マクロレンズでも普通に単焦点レンズとしての使用が可能です。
ですが、このレンズにはスーパーマクロモードがあり、ズームリングでスーパーマクロモードに設定します。
スーパーマクロモードはマクロ撮影専用モードで、普通のレンズとは違って離れた位置では全然ピントが合わなくなるのですが、逆に最短撮影距離が93mm(0.93m)、最大撮影倍率が1.2倍となり、さらに近寄って大きく撮影することができます。
マクロレンズとしての性能は、こちらが本来のものといって良さそうです。
LEDライト
さらに、このレンズの特徴として、レンズの先にLEDライトが付いていて、撮影の時に光を補うことができます。
極端に近付いて撮影すると被写体がカメラやレンズの影になって暗くなりますが、LEDライトでカバーできるということですね。
レンズの外観
箱
箱はいつものキヤノンの箱です。
レンズ外観
箱から取り出してみたレンズです。他のEF-Mレンズと同様小さいです。
EOS kiss Mに装着
レンズキャップを外してEOS kiss Mに装着してみます。
レンズは本体収納式でこの状態は収納状態で使えません。
伸ばして使用可能としたところ
ロックスイッチを押してズームリングを回すと本体内からレンズが出てきます。
この状態になると撮影可能です。
LEDライトを点灯する
ライトのスイッチを長押しするとLEDライトが点灯します。
この写真だとわかりにくいですが、上下左右にブロックが分かれていて、LEDライトは左右の2つです。
この状態だと両方点灯しています。
点灯したLEDライトを切り替える
ライトのスイッチをダブルクリックするとLEDライトを左右片方だけ点灯することができます。
最初は右側、次は左側で、もう1度すると両方点灯に戻ります。
撮影テスト
私もマクロレンズというのは初めてなので、どんなもんなのかわかりませんが、撮影してみます。
アップで撮ってみたいと思っていた自分の腕時計(シチズン アテッサ)を撮影してみます。
全体
ちょっと離れた位置から全体を撮ってみます。
いきなりピントが合わなくてびっくりしましたが、よく見るとスーパーマクロモードになっていました。
通常モードにしてみます。
さすが単焦点レンズといいますか、この時点で時計のフェースにピントを合わせると腕時計のベルト側までピントが合いません。単焦点ではありますが相当ピント幅は薄いようです。
少し絞りを開けてみたら全体が入るかと思いましたがF6位までではほぼ同じ写りでした。
近寄ってみる
少し近寄ってみます。まだまだ近づけそうです。
最接近
ピントが合うギリギリまで寄ってみます。
丁度、腕時計のフェースの全体が入る位です。
やはり、ピントを合わせた部分だけ合っていて、離れた位置は合わないようです。
スーパーマクロモード
レンズのズームリングでスーパーマクロモードにしてさらに寄ってみます。
腕時計のフェースの一部分だけアップにすることができます。さすがマクロレンズ。
商品撮影用セットを構築する
自宅で撮影するのに適当なスペースが無い
せっかくマクロレンズを買ってきたので、アイテム撮影に使いたいと思います。
自宅でブログ用などに写真を撮影しようとした時に、周囲にあるものが写り込んでしまうのを避けるのに苦労したことがある人は多いのではないでしょうか。
プロの人ならば、撮影専用の部屋などを用意してある人も多いでしょうが、あいにくうちは1Kのマンションで寝るのも食事するのも同じ部屋です。
撮影ボックス
撮影スペースが非常に限られているため、市販の撮影ボックスを使用しています。
ハクバのスタジオボックス45という名前の通り45cm角のボックスで、ボックスは半透明のシートで出来ています。
![ハクバ デジカメスタジオボックス45 dsb-45 組み立てたところ](https://suusue.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_6215.jpg)
これまでも、このブログで買ったものの紹介ではこのボックスを使用してα7RⅢで撮影しています。
45cmのものだと大体20cm前後位の大きさのものまでは撮影できるようです。
背景布が2枚(両面で白・グレー・水色・黒)あって、最初は白を使っていたのですが、黒の方が被写体がはっきり写るようですね。
ライトスタンドからストロボ照射
スタジオボックス45を購入した時は、小さいLEDライトを一緒に買ってそれで照らしていたのですが、少し離して照らすのに固定するのが難しいのです。
そこでスタジオ撮影用にオフカメラフラッシュ用のライトスタンドを所持していますので、それを活用することにしました。
自分で持っているのは、エツミE-2037というライトスタンドを使っています。
そこにキヤノンのフラッシュ スピードライト430EX3-RTを載せています。
430ex3rt
フラッシュをスタンドに付ける時は、ネジ穴の関係で付属のプラスチック製のスタンド(足)を付けて乗せるのですが、非常に華奢で動く角度も小さいので、専用の雲台(ボールヘッド)で接続しています。
これで上から照らせばいいのですが、光らせるのにカメラとフラッシュを接続する必要があります。
シューコード
キヤノン用のシューコードの長めのものを用意します。
キヤノン純正のOC-E3というコードが使えれば良かったのですが、ちょっと短くてこの用途には使えないようです。
NEEWERのコードもカールしているので、少し引っ張ってカールを取る位の勢いでやらないと難しいようです。
スピードライトトランスミッター ST-E3-RT
少し値段は高くなりますが、無線でワイヤレスでフラッシュを点灯させる装置もあります。
これを使えば、スタジオ撮影でオフカメラフラッシュが使えて、撮影の自由度が上がります。
自分はシューコードではなくこちらを使用しています。
これらを使って上から照らせば、全然頭を使わなくてもブツ撮りができるので超便利です。
まとめ
新しいレンズを買ったので、色々なマクロ撮影をしてみたいと思います。
撮影したらまたお知らせします。
参考:関連記事
EOS kiss Mを買って色々撮影してみました。
趣味のカメラにEOS kiss Mはおすすめです。
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