RAW現像やレタッチに必要なパソコンのスペック(仕様)

2020年1月16日PC,PCデジタル

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写真の現像・レタッチに必要なパソコンのスペック(仕様)

最近、知人のパソコンが非常に調子が悪いので、どうせなら写真の現像などに使えるためのスペックをどうしたらいいのかという質問がありました。
せっかくなので記事にしたいと思います。

必要な機能

以下の使用を想定しています。

  • 多くても月に数回程度撮影会に参加するアマチュアカメラマン。
  • バックアップ用のメディアについても含む。
  • Adobe Lightroomが実用的に使えること。

 月に数回ですので、1回500枚として4回で2千枚、1年で2万4千枚程度をマックスとします。
 とすると、大体多くても年に1TB位でしょうか。

必要なスペック

CPUパワー

長く使いたいのであれば、なるべく新しい世代のものがいいかと思います。
ただ、実際のところ、Lightroomの通常動作自体はさほどCPUパワーを使わないので、Core i5程度以上のものであれば、問題無いかと思います。

メモリ

メモリは多いほど動作がスムーズになります。
Windows7時代の4GBでも動作自体には問題ありませんが、特に動作に負荷がかかる書き出し処理の時にはメモリが多ければ多いほどいいです。
新しくパソコンを購入するのであれば、8GB以上を目安として、可能なら16GB以上欲しいところです。
これについては、2018年2月バージョンアップで、12GB以上のマルチコアマシンでのパフォーマンスが改善されたとのお知らせがありました。

ストレージ(作業用ドライブ)

上記にありますように1TB程度の写真を保管したいところではありますが、作業用には速度の関係でSSD(フラッシュメモリのドライブ)が必須です。
HDDでも動作自体には問題無いのですが、ここをケチると動作がたるくって仕方ありません
1回の撮影では、多くても1枚40MB×500枚として20GB程度(エントリー機などだとその約半分10GB)ですので、最低128GBで可能なら250GB以上としておきます。

ディスプレイ画面

大きいほど作業効率がよくなりますが、縦構図で撮影した時の写真が小さくなるとかなりしんどいですので、少し前に流行っていたWXGA(1366×768ドット)は苦しいかと思います。
現在は少し価格に載せればフルHD(1920×1080ドット)は普通に買えるかと思いますので、それを最低線にしたいと思います。

ちなみに動画ではありませんので、グラフィックチップ(ボード)はオンボードで構わないようです。
そこにお金をかける位ならメモリなりSSDの量にかけましょう

拡張性

USBポートが沢山あるとうれしいですが、それより高速なポートが欲しいところです。
理由は後述します。
最近流行のUSB-typeCか、USB3.0又は3.1を推奨します。

筆者のPC LAVIE Hybrid ZERO HZ750/GAS

昨年の夏に買った時は、色々調べて外出先でもレタッチ位はできるようにと、軽量なノートパソコンを選びました。

メモリ8GB、SSD256GB、ディスプレイはフルHDでUSB3.1と3.0ポート付きのNEC Lavie Hybrid ZEROの2017年春モデルです。

他に必要なもの

実際のところ、256GBにWindowsやらMS-Officeアプリやら一杯入っていますので、余計なプリインストールのアプリを削っても150GB程度しか容量を確保できません
実際に、すぐ一杯になってしまいました。

バックアップ用HDD I-O DATA HDD ポータブルハードディスク 2TB

大容量の外部電源のHDDを購入しようかとも思ったのですが、写真の大半が外側にあっては外出先でアクセスできず困ります。
というわけで、ポータブルHDDを購入しました。


これは、USB3.0対応なのですが、アクセス速度に不満があり、悩んでいました。

作業用外付けポータブルSSD Sandisk Extreme510 480GB

ノートPCのSSD換装などの記事も気にはなったのですが、放熱など微妙な問題もあり踏み切れませんでしたが、ネット上をSSDで検索していたところ、外付けのSSDが割と普通の値段なことに気付きました。3万円台です。
USB3.0対応でSSDなら内蔵とそれほど大きな差はありません
そんな感じでポチッと

結局、こっちを作業用のドライブにして、Lightroomを使う時はこれに写真もカタログも入れています。
そして、上記のポータブルHDDについてはバックアップ用にして家に置いています。
Lightroomのカタログは時々クラッシュするのですが、今の所は写真をロストはしないで済んでいます。

USBハブ(USB3.0対応) サンワサプライ 4ポートUSB3.0ハブ

ちなみにUSBが2ポートしか無くて、外付けにトラックボールもあるので、HDDとSSD間のバックアップにも困ります。
というわけで、USBハブを購入しました。家でしか使わないので、USB3.0でセルフパワーのものを買いました。

ペンタブレット intuos photo

Photoshopを使う時には、マウスやトラックボールよりはペンタブレットの方が使いやすいです。
さすがに液晶タブレット買う財力は無かったので、板タブレットを買いました。
使うかわからなかったですが、一応、写真編集ソフト付きの奴。
ただ、現状では、大体現像で処理するようになってしまったので、ほとんど使っていません。
慌てて買わず、必要性が出てきてからがいいかと思います。

まとめ

今のところ300GB位は使っていて、SSDではさすがに1年位では一杯になりそうではあります。
今後、もうちょっとがっちりした据え置きの外付けHDD、可能ならRAID対応を用意してしっかりバックアップしたいと考えています。

あとは、外付けの大きなディスプレイが欲しかったりはするのですが、置くところないんだよなあ…。
物欲にまみれて大変…orz

結局デスクトップPCと4Kモニターを購入

置き場所は何とかなったので良かった(笑)

RAID10システムを導入

2018年6月4日更新。RAID10システムを導入しました。

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