風景写真用サブカメラに購入したのはキヤノンEOS kiss Mでした(外観レビュー)

2020年1月16日EOS kiss M,カメラ,カメラの選び方

風景撮影を趣味にしてみようと思い、手軽に写せるカメラを探してみた結果、キヤノンのEOS kiss Mにたどりつきました。購入するまでの過程についてお話します。

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趣味としての写真撮影

何か趣味でもしてみようかと思い、割とすぐカメラが頭に浮かぶ人が多いとは思います。
しかし、そもそもカメラは写真を撮る道具(ツール)であって、カメラ自体をコレクションしたりいじるのを趣味にすることは不思議に思えます。

というわけで、趣味はカメラというより写真撮影になるのではないでしょうか。

撮影対象

撮影対象も色々思い浮かぶかと思います。

これまで、1年ちょいモデル撮影会で美しいモデルさんを撮影するのはそれはそれで楽しかったところですが、やはり風景写真を撮ってみたいところです。

そして、風景写真を始めるのにあたって、せっかくなのでカメラが欲しいというのはカメラ沼病人としての病気の域かもしれません。

風景写真用のカメラを選ぶ

あまりカメラに馴染みの無い方から見ると、写真を撮るならいいカメラが1台あったら、それでいいのではないかと考えると思います。

しかし、実際のところ、カメラメーカーが多数あって、その各社ではさらに色々な種類のカメラを発売しています。
それは、カメラによって得意・不得意があって、それぞれ機能に特色があるからです。

それに、どうせなら気に入ったカメラで撮影してみたいじゃないですか。
単にカメラが買いたいというだけじゃないですよ!(多分)

というわけで、風景写真用のカメラについて分析をしてみました。

もちろん、風景写真に限らず、家族写真であるとか、スポーツ写真であるとか、色々な用途に総合的に優れたカメラが欲しいとは思うかもしれません。
そのような方向性で行くと、どうしても基本性能が高い高級機種が望ましいという結論になりがちです。

ですが、最初のうちはそこまで手を広げず、ジャンルを絞ってみた方がカメラが選びやすいものです。

風景用は高速移動する物体を撮影する必要がないので、比較的ハードルが低く、予算勝負に近いです。

風景写真用のカメラ

結局、候補としては、

  • α6300
  • EOS kiss M

まで絞り込みました。

現在のところ、メインのカメラはソニーα7RⅢですので、共通のマウントという意味では同社のα6300は有力です。

しかし、個人的にフルサイズと下位のAPS-Cは別マウントと考えていますので、それほどこだわりはありません。
フルサイズとAPS-Cで似たような焦点距離のレンズが値段が何倍もの違いで発売されており、重さや大きさも全然違いますし、共用する意味は全然わかりません

フルサイズミラーレスカメラって気にならない?

一方、世の中はキヤノンのフルサイズミラーレスカメラEOS Rの話題で持ちきりです。

EOS Rを出すならNikon Z7/Z6とか富士フイルムGFX50RやX-T3などは気にならないかと考える向きもあるかと思いますが、根がミーハーなので、マニアックなマイナーメーカーには興味が全然ありません
支持政党も自民党です。
これ以上書くと炎上しそうなのでやめておきます…。
カメラメーカーはカメラ自体はいいものを発売しておりますので、実は性能自体には大差無いので、好きなものを使えば良いのです。

というわけで、話は戻ります。

キヤノンやニコンのフルサイズミラーレスカメラにも興味はあるのですが、画像センサー、瞳AFの精度、レンズのラインナップから考えると現在のところはソニーのαシリーズに一日の長があり、数年後はわかりませんが、今の所α7RⅢから買い換える要素があるようには思えません

以前にキヤノンのカメラなどを売却

そうか、キヤノンか…。

実は、α7RⅢの前に使っていたカメラはキヤノンの中級一眼レフカメラEOS80Dです。
EOS80D自体は現在のAPS-Cカメラの性能バランスとしてはトップクラスと感じていましたが、さすがにα7RⅢを購入したところ、すっかり出番がなくなり、友人に売却してしまいました。

売却したもの

売却したのは、

  • EOS80Dボディ
  • スピードライト430EX-RT3
  • シグマ 17-50mm F2.8 EX DC HSM(キヤノン用)
  • シグマ 30mm F1.4 DC HSM(キヤノン用)

です。

売れ残ったレンズ

しかし、売れなかったレンズがあるのです。

  • EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
  • EF50mm F1.8 STM

の2本です。

この2本のレンズは、キヤノンのレンズでは安価な割には性能が高く、俗にいう撒き餌レンズと呼ばれる部類です。

撒き餌レンズ

キヤノンのAPS-Cカメラを買って撮影を始めると、最初はダブルズームキットなどから購入することが多いです。
そこでセットになっている標準キットレンズのEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMは、非常にバランスが良く使いやすいレンズではあります。

しかし、F4始まりで若干暗く、一眼レフを購入した人が欲しいボケが今ひとつきれいに出ず、スマホのカメラとの差がわかりにくいところがあります。

というわけで、F値の小さい明るいレンズを始めると、
1万数千円でF1.8という明るさの単焦点レンズEF50mm F1.8 STMにたどり着きます。

これはこれで良いのですが、フルサイズで焦点距離50mmのレンズをキヤノンのAPS-C機に使うとセンサーサイズの関係で1.6倍の焦点距離80mm相当の画角になります。
80mmというのは標準というよりは中望遠域に分類されていて、屋外でのポートレート撮影で少し距離を空けて顔のアップなどに丁度いい大きさで、しかもF1.8で非常に良いボケが入った写真の撮影が可能です。

しかし、その大きさや距離で固定されてしまうと初心者には少々つらいものがあり、常用しにくいのも事実です。
(慣れた後ならポートレート撮影用レンズとして非常に優秀です。)

というわけで、割とすぐ次のレンズを求めてしまうという意味で撒き餌レンズとされています。

EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

さらに、風景撮影用だとキットレンズより広い画角が欲しくなりますが、高級な広角レンズは非常に高価なため、手頃なレンズを探すと最初にたどりつくのがEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMです。
実際、購入した当時は、α7RⅢを購入したヨドバシのポイントだけで購入しました。

というレンズ2本なのですが、買い手を募集した際には買い手が現れませんでした
まあ、欲しかったらすぐ買える価格帯なので、割とみんな持っているか、持っていない場合は興味がないということでしょう。
すぐ中古屋で売っぱらおうと思ったりもしましたけど、そもそも安いレンズで大した金額にならないので、置いとけばいいやという雑な扱いをしております。

EOS kiss Mを購入する動機

検索してみたところ、神戸ファインダーさんのところにEOS kiss MとEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMでの使用例があり、かなり調子が良さそうです。

風景撮影用にEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMはいいのでは?

今回、風景撮影用に主要メーカーのAPS-C用広角レンズを確認したところ、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMは割と安価で使いやすそうです。

マウントアダプターEF-EOS Mってどうなの?

キヤノンのEFレンズやEF-SレンズをEOS kiss Mで使うためには、EOS kiss MのEF-Mマウントに変換してやる必要があります。
キヤノンでは、その変換用のアダプタとして、EF-EOS Mというマウントアダプターを販売しています。

マウントを変換するマウントアダプターという製品は色々あるのですが、そもそもマウント用の専用レンズではないものを接続するので、AFが遅くなったり暗くなったり、周辺減光(ケラレ)したりしがちですのであまり考えていませんでした。

しかし、ミラーレスカメラは現在は像面位相差というAF方式を採用しており、開発当初は速度が遅くて敬遠されていたのですが、今となっては一眼レフより高速で一発で合焦するのが普通になっています。
このAF方式だと、マウントアダプター経由でもそれほど影響が無いようです。
さらに、EF-MマウントとEFマウントの変換アダプタであれば、純正なので、操作的にも問題はないように思えます。

そんなわけでキヤノンに戻ってきました

というわけで、広角レンズの購入費用を浮かすという、しょうもない理由で半年経ってキヤノンに戻って参りました。
もうちょっと前向きに有効活用ということにしておきましょうか。

レンズキットはダブルレンズキットで

前にも書いていますが、安い望遠レンズよりは、人物撮影や室内撮影に向いている明るい単焦点の方が使いでがあります。
ですので、EF-M22 F2 STMの付属するダブルレンズキットで一択です。

初めてカメラを買う初心者の方ならば、標準と望遠のズームレンズの付いたダブルズームキットに目が行くと思います。

しかし、実際のところ、それならば、高倍率ズーム(広角から望遠までカバーできる便利ズーム)をおすすめします。

一昔前は、高倍率ズームと言えば、カバーできる焦点距離が広くて便利ではあるものの、大きくて解像度も今ひとつという印象がありました。
ところが、現在では写り自体にはほぼ問題がなく、初心者のうちは現場でレンズを頻繁に交換するなどの作業がない高倍率ズームレンズの方が魅力的です。

さらに小型のEF-Mマウントでは、レンズ自体の大きさもそれほど気にならないのはメリットです。

というわけで、ダブルレンズキットを購入することにします。

購入は楽天ビックで

たまたま発注した日が10月1日で、楽天ビックで8%引きの割引クーポンを配っていたのと、毎月1日の楽天ポイント3倍デーが重なっていたため、価格コムの最安値より実質価格(価格-付与ポイント)が安い楽天ビックでフラフラと注文してしまいました。

うう、罠だ…。

受け取りでドキドキ

翌日の10月2日に発送されたのはよいのですが、配送業者がエスケーサービスという聞いたことのない業者。

検索してみると7月に楽天とビックカメラが提携する時期に合わせて、ビックカメラが買収して完全子会社化した物流会社のようです。
業務としては、エアコンや冷蔵庫の据え付けと家電の配達ということです。

エスケーサービス

エスケーサービスは都内に拠点があり、都内の配達であれば可能な限りエスケーサービスによる配達をする方針のようです。

配達は10月3日ということなのですが、当然ではありますが、1人暮らしのリーマンであるところの自分は平日日中に荷物を受け取ることはできません

あちこちのレビューなどでエスケーサービスを検索してみると、主要宅配企業とは違って、再配達は電話で営業所に連絡して依頼するが、なかなか届かないようで、ここ数ヶ月は不満爆発という感じです。

一応、荷物の追跡サービスだけはネットからできるので合間を見てチェックしていたのですが、昼頃に配達した後で、夕方に再出発したようです。
これは、大人しく家に帰って、何時間かけてでも受け取らないといつ受け取れるかわかりません…

家に帰って、19時前に電話をすると、「ドライバーに電話して連絡します」ということで、再度かかってきた電話では「営業終了の22時までにはお届けします」という回答。
電話のやり取りでは、昼に配達のドライバーさんと同じ人らしい。
朝7時出発って出てるけど、22時まで配達って、ドライバーさん大丈夫なんか?などという心配をしてみたりする。

まあ、のんびり待ちますかー。
自宅で夕食を食べた後でテレビを見ながら待っていたところ20時半頃到着
良かった良かった。

夜には飲みに行こうかと思っていたのですが、お風呂に入ってのんびりすることに。

いざ、開封の儀!

風呂から上がって、早速開封してみます。
GX7MK2を購入する時に買ったブツ撮りセットを活用します。

EOS kiss M開封写真

EOS kiss Mダブルレンズキットの箱
EOS kiss Mダブルレンズキットの箱
EOS kiss Mボディ正面
EOS kiss Mの正面。思ったより小さい。びっくり。
EOS kiss M上部ダイヤル等
EOS kiss Mの背面と上面。ボタンとかダイヤルは少なめ。シンプル。
EOS kiss M背面ボタン等
EOS kiss M右側から。ボタン類は最小限。右側にはHDMIのコネクタなど。SDカードスロットは底面のバッテリーの横。
EOS kiss Mマウント部
EOS kiss Mのマウントキャップを取ったマウント部。フルサイズに見慣れるとセンサーは小さめだが普通サイズ。
EOS kiss Mに装着したEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
EOS kiss Mに装着したEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM。小さいな。沈胴式なので使う時はレンズを伸ばします。
EOS kiss Mに装着したEF-M22mm F2 STM
EOS kiss Mに装着したEF-M22mm F2 STM。この大きさで使えるといいなあ…。レンズはすごく小さい。
EOS kiss MとEF-EOS M箱とバッテリーPL-E12
EOS kiss MとEF-EOS M箱とバッテリーPL-E12。バッテリーはえらく小さいのでもうちょい大きいものが使えれば良かったんだけど。
EOS kiss MとマウントアダプターEF-EOS Mのサイズ感
EOS kiss MとマウントアダプターEF-EOS Mのサイズ感。マウントアダプターも小さいと思う。下のネジ穴マウンターはネジ止めされているので取れます。
EOS kiss Mに装着したEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
EOS kiss Mに装着したEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM。マウントアダプター経由でもちっとも違和感がない。軽いし、それほど大きくもない。
EOS kiss Mのバリアングルモニター
EOS kiss Mのバリアングルモニター。
PL-E12予備パッケージと充電器LC-E12
PL-E12予備パッケージと充電器LC-E12。
EOS kiss Mグリップ感(背面)
持ってみたところ。小さくてグリップ部も薄めなので手が余るかと思ったら意外にフィット。本体がバッテリー込でも軽いせいが大きいかと。
EOS kiss Mグリップ感(正面)
手に持って正面から撮影。全く違和感が無い。キヤノンすごい…。

せっかく買ったので

というわけで、せっかく買ったので、しばらく撮影してみたいと思います。

作例などできたら、また別途掲載したいと思います。

山に登ってきました

沖縄旅行に行ってきました

レンズの選び方

EF-Mレンズの選び方を考えてみました。

参考:関連記事

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