ソニー α7RⅢ +FE24-70 F2.8GMの6ヶ月間使用レビュー。大満足で愛用しています。

2018年7月13日α7RⅢ, カメラ, ソニー

α7RⅢ

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ソニー α7RⅢ +FE24-70 F2.8GMの6ヶ月間使用レビュー。大満足で愛用しています。

ソニーの高画素フルサイズ機α7RⅢを発売日の翌日2017年11月27日に購入してから、まもなく6ヶ月が経過しようとしています。
先日、カメラバッグから落ちてFE24-70mm F2.8GMがクラッシュして帰らぬレンズになってしまったという事件はありましたが、初めてのフルサイズ機として半年間大活躍してくれましたので、半年間のレビューを掲載します。

α7RⅢ+FE24-70mm F2.8GM

α7RⅢは、2017年11月26日に発売の4240万画素の画像(イメージ)センサーを搭載した高画素機です。
発売時には、5月26日に発売した高速撮影フラッグシップモデルα9が出てからわずか半年で、主な機能がほぼ全て搭載されたα7RⅢは衝撃的に迎えられました。

自分も例外では無く、10月にEOS 80Dを買ったばかりで満足していたにも関わらず、同じ月には翌月にα7RⅢが発売されてると聞いて大いに心が揺さぶられ、ほぼ発売と同時に購入してしまいました。

α7RⅢの長所

圧倒的高画素

α7RⅢの魅力は色々ありますが、なんといっても圧倒的な高画素です。
4240万画素(7952 x 5304)という無茶な画像センサーを搭載しています。
4千万画素とさらっというとなんということはないようですが、ぶっちゃけ8Kセンサーです。

もっとも普通にA4位にプリントする分には、1600万画素位あれば必要十分であって、4240万画素に何の意味がという疑問が拭えません。
しかし、逆に考えれば、一部分だけ引き伸ばしても細かいところまで十分写っているということでもあります。

先日、撮影会に行ったら、実は囲み撮影会で、標準レンズしか持っていっていなかったという事件がありました。
(俺が悪いんか?でも知らんがな…)
遠くから撮影するにはレンズの焦点距離が足りません

とりあえず、仕方ないので、その場は標準レンズで日の丸(被写体を中心に置くスタイル。ヘボは大体これ)で撮影してきました。
しかしまあ、実際のところ、ろくに背景も無いのに引きで撮っても迫力がないことこの上ありません。

原寸の画像
原寸の画像。周囲にこれだけ要らないスペースがある写真は正直ヘボい。

とか、そんなこと言っててもヘボいことには変わりないので、高画素を活かしてトリミングすることにします。
トリミングは写真の要らない部分をばっさり切って、必要な部分だけ拡大することです。
単純に拡大することはクロッピングというそうで、この場合はどちらで呼んでもいいですね。

トリミング
上半身だけを切り取って拡大するトリミングを施します。

トリミング後の画像は以下の通りです。

トリミング後の画像
拡大して元と同じサイズに拡大した画像

その撮影会では、遠くから撮った写真はそのままでは全然使えませんので、トリミングを多用しています。
普通の画素数のカメラですると、画像センサーのドットがそのまま拡大されるので単に粗い画像になりますが、α7RⅢだとほとんど気になりません
半分以下の小さい部分をそのまま拡大して使い物になるのは、やはりさすがの高画素機です。

ちなみに、拡大してない最初からアップの画像も参考に掲載します。
やはり、こちらの方が解像感がかなり高いですね。

チャナナ沙梨奈
原寸の写真

参考までに、撮影会の記事は以下にあります。
基本的にほとんどの写真をトリミングしていますが、正直どれにどういう操作をしたのか自分でもさっぱりわかりません。

AFの性能・追従性、手ブレ補正5.5段

上記のトリミングは、Adobe Creative CloudのLightroomを使用して切り取っているわけですが、簡単にしているようで、実はそうでもありません。
実は拡大した時に細かいところがボケている写真が結構な数があるのです。

以前は一眼レフで撮影する時は、「○○mmのレンズで撮る時は、1/○○秒以上のシャッター速度で撮る必要がある」と言われていました。
しかし、手ブレ補正が強力になったおかげで、あまり気にしなくてもよくなりました。手ぶれ補正は超強力です。
かといって、問題が全て解決したわけではありません。

画素が多くなったおかげで、暗いところでは被写体ブレが目立つのです。
つまり、上記の「1/○○秒以上のシャッター速度で撮ればブレない」わけではなく、ブレ幅が小さいので気にならないが正しい表現です。
ドットの大きさが半分になれば、半分ブレただけでブレが判別付くようになります。
AFについても、同様です。AFの精度が悪ければ、ピンぼけに直結します。
スタジオ内などを絞り優先で撮影するとシャッター速度が遅くなる時があり、ブレている写真も多くなるわけです。

そういう意味では目を自動判別して追いかけてくれる瞳AF、それも追従したままにできる瞳AF-Cは撮影時の機能としてはとても助かります

そんなわけで、カメラの基本性能が上がっているおかげでトリミングに耐える写真が撮れるというわけです。
といいつつも、なるべく明るいところでシャッター速度を上げて撮影することは重要です。

新型バッテリーパックに対応

α7RⅡまで使用されていたバッテリーパックのNP-FW50は、電圧7.2Vで容量が1020mAhでしたが、α9以降採用されたNP-FZ100は電圧は同じ7.2Vで容量は2.2倍の2280mAhです。
α7RⅢを買う際には、かなり値下げされたα7RⅡを買うという案もあったのですが、α7RⅡはあまりにもバッテリーがもたないので、標準でバッテリーパックが2つ付属しているという、ちょっと笑えない感じでしたので、候補から外しました。
一方、α7RⅡも2,3時間位は普通にもつという話ではありますが、α7RⅢは6時間ほどは普通に使えますので、一応予備のバッテリーパックを買って持ち歩いていますが、実際に電源が切れたことはありません

これは、α7Ⅱを買うかα7Ⅲを買うかという選択とも同じ条件ですね。

マルチセレクターの搭載

一部ではジョイスティックと呼ばれているマルチセレクターです。
α7RⅢの人物撮影の時は瞳AFを使って撮影しているわけですが、あとで状況を述べますが、瞳AFが機能しない時があります
また、人物撮影では無い時もあります。
そういう時は、ファインダ内でAFフレームを動かすわけですが、大抵のカメラでは他の機能と兼用になったカーソルキーで移動します。
このカーソルキーでの移動がなかなかスムーズにいかないのですが、このマルチセレクターというポイントをクリクリっと動かしてやれば、AFフレームの移動も相当楽です。
これもα7RⅡを買わなかった大きな理由です。

マルチセレクター

369万画素高画素EVF

ご存知の通りソニーのαシリーズのファインダは電子式のEVFを採用しています。
以前は反応の悪いビデオカメラを覗いているようだと評判が悪かったのですが、α7RⅢは369万画素に画素が向上してやたらとくっきりしています。
撮影した写真をモニターする時は、普通は背面モニターを使用する場合が多いと思うのですが、α7RⅢで撮影した写真を見る時はEVFで見ています
正直、背面モニターを使う時より良く見えます
レスポンスも光学ファインダを見る時と比較しても気になりません。

さらに、露出補正やホワイトバランスを変更した時は、ファインダーの中の画像の明るさも実際に撮影する写真の明るさになりますので、撮影する前に撮影イメージがわかりますので、露出を測ったりする必要もあまりありません。
逆にEVFに慣れると光学ファインダは、見たままが写って撮影イメージがわからないので、戸惑うほどです。

加えて、段々歳を取ってくるとメガネでは合わせにくいボケ方(多分、老眼とは目自体が歪んでくるのだと思います)をするので、どっちにしろ呼応学ファインダでは細かい部分がよくわからないのですが、EVFであればモニターを覗いているわけですのでくっきり見えます。
目が悪い人はEVFの方が使いやすいと思います。

メモリーカードスロット2スロット搭載

メモリーカードスロットが2つあります。
実をいうとメモリースティックDuoも入るらしいのですが使ったことが無いのでよくわかりません。
スロット1とスロット2で、RAWとJPEGと分けることや、1側のカードを使い切ったら2に切り替えるなどというような使い方ができます。
ただ、スロットに保存する写真を分けても速度が上がるということはないようです。

α7RⅢの短所

と、ここまでは良いことだけ書いていたわけですが、正直使いにくいところもボチボチあります。
せっかく高い機種を買ってがっかりするよりは、ここで紹介することを参考にして購入を検討していただければと思います。

グリップが浅め

よく言われることなのですが、カメラの高さがやや低めなので、男性が持つと小指が1本分丸々余る人が多いようです。
自分は女性並みに手が小さいので少し余る程度で、本体が650gクラスで6D2などと同じくらいの重さですので、半年も使っていたらすっかり慣れましたが。
男性の方は購入する前に一度現物を見ておいた方が良いかもしれません。

α7RⅢのグリップ

グリップを延長するグリップエクステンションもありますが、純正だと結構値段がしますので、その位なら最初から伸ばしといてよと思う方も多いようです。

高画素過ぎて持て余すことも

説明書を見ると、写真1枚のデータサイズはLサイズで42MBとマニュアルに書いてあります。
RAW+JPEGの時は、JPEGはあまり使わないのでJPEGはSサイズにしていますが、確かに両方合わせて40MB位のサイズになっているようです。
普段のSDカードは、サンディスクのExtreme Proシリーズ(UHS-Ⅰ)の128GBを使っていますが、大体2500枚分入る位です。
撮影したRAW画像も全部保存しておこうとすると、結構しんどいことになります。

さらに、たくさん撮影した時は、パソコンでも現像時にももたつくことが多いので、そろそろRAW現像対応を売りにしたゴツいデスクトップPCを買わねばならないのかと恐怖に感じています。

瞳AFにもうちょい頑張って欲しい

人物撮影の時は瞳AF-Cにどっぷり依存しているところですが、瞳AFというのは、画像認識で顔を認識してから、目の位置を認識するようになっています。
つまり、頭があって目があって鼻があって口があるのが人間の顔ということです。
逆にいうと、この顔のパーツの位置関係がちゃんと認識されないとさっぱりピントが合いません
結構困る時が多いのが、若い女性は前髪をかなり伸ばしていて、髪が眉を大幅に超えて目にかかる方も相当いて、そういう時は瞳AFってなんだっけという位認識しません

そういう時は、ささっっとマルチセレクターで目の位置にAFフレームを持ってきて撮影しますが、そういう撮影の方法ならニコンやキヤノンの一眼レフとさっぱり変わりませんので、メリット半分です。
もう少し頑張って欲しいです。

カードスロットのUHS-Ⅱ対応はスロット1の片方のみ

メモリーカードスロットで動画転送速度の速いUHS-Ⅱ規格に対応しているのはスロット1のみです。
まあ、動画撮らないので今の所問題ないですが、動画対応を売りにするなら両方対応してくれてもいいかなと思います。

背面モニターのタッチパネルでほとんど操作できない

もう1台ミラーレスカメラではパナソニックのGX7MK2を持っているわけですが、ピントを合わせる時は背面モニターのピントを合わせたい位置に押せば、そこにAFフレームが移動します。
確かα7RⅢの背面モニターはタッチパネルで、それを使った機能もあるはずなのに、ピントを合わせる時とか、メニューを選択する時とかタッチパネルを使えません
どうしてこういう仕様になっているのか大いに謎です。
なんとかして下さい。

シャッターフィーリングがヘボい

α7RⅢはかなりの高級機のはずなのですが、とにかくシャッターがフニャフニャしています。
軽いのはいいのですが、こういう感じに軽いと、シャッターを切る時にとても心細い感じです。
もうちょっとマシなスイッチを付けて欲しいと思います。

レンズが高い

よく言われるのはソニーのフルサイズ用のレンズがやたらと高いということです。
特にα7RⅢのような高画素機だと、かなりいいレンズではないとアラが目立ちますので、可能な限りいいレンズが使いたいところです。
自分の撮影は、ほぼモデルさんの室内撮影に限っていますので、標準ズームがあれば足りていますが、もし色々な用途に使うのであれば、FE70-200mm F2.8GMやFE16-35mm F2.8GMなど他の大三元ズームが欲しいところです。
また、もっと細かいところまで写すとかボケが欲しいというのであれば、単焦点のズームレンズ、可能ならGMレンズ(EF85 F1.4GM)が欲しいところです。
全部買ったらいくらお金があってもたりません…




まとめ

ソニーのαシリーズは、基本性能は非常に高いのですが、とにかく昔ながらのカメラっぽくなくて使いにくい点が多いという方もいるようです。
ですけど、自分はフルサイズのカメラを使うのは初めてですし、撮影もほとんどはカメラ任せなので、瞳AFの精度さえもうちょっとなんとかなればあまり気になることはありません
むしろ、これだけの重さで、4000万画素で簡単に写真が撮れるというのは夢のようで、次のカメラが欲しくなるほど軽々とこの性能を超えてくるカメラがいつ出てくるのかというのは相当気になります。

まあ、今年とか来年くらいまでは余裕でしょう。
α7RⅢを使ってみた感想を書いてみました。いかがでしたでしょうか。
読んでいただいてありがとうございます。

α7Ⅲと6DmarkⅡの比較

α7RⅢとEOS80Dの比較

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Posted by すーすー