α7RⅢとサブカメラGX7MK2の使い分けが落ち着いたことと不満点と

2020年1月16日GX7MK2,α7R III,カメラ,カメラの選び方

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α7RⅢとサブカメラGX7MK2の使い分けが落ち着いたことと不満点と

当ブログの趣旨は、自分が撮ってきた美形モデルさんの美しい写真をオラオラと載せまくり「あんたらもこういう写真撮ったら楽しいで?ほら、カメラ買いなよ。ほれほれ!」と煽り、同じ趣味に参加していただくことが主題でございます。
もちろん、そもそも同じ趣味を持っている人同士で技術を高め合うというようなことができればいいんですけどね…。

実際のところ、写真がきれいなのは、モデルさんの美しさとカメラの高性能に依るところが大きいわけではありますが、そう思って撮影してみると、実際は意外とそんなに上手く撮れませんて。いや、本当だってば。
そんなわけで、そのへんの事情を色々解説しております。

カメラ購入の経緯

カメラは2017年の6月から EOS kiss X7(2017.6) → EOS 80D(2017.10) → α7RⅢ(2017.11) と買っていました。

しかし、その後2018年2月にサブカメラ用としてGX7MK2を購入し、キヤノン機は全て手放して今にいたります。

フルサイズ一眼まで買ってしまうのは高機能・高画質が欲しいため

フルサイズ機のメリット

フルサイズのカメラというのは何となく憧れではあるのですが、実際のところ、フルサイズ機のメリットは、センサーサイズが大きいので画質を保ったまま画素数を増やせるところにあります。
画素数が増えれば、細かいところまで描写できますので、大きく表示してもきれいです。
さらに、1画素あたりの面積を増やせますので、暗いところでもノイズが少ない状態で明るく撮れます。

カメラ沼性能インフレ期

そうやって画質を求めて、センサーサイズの大きい機種をどんどん買っていってしまうのが第1期カメラ沼です。
財力や色々な制限があってここの途上にある人は多いでしょうが、いいカメラを買えばいい写真が撮れるはず、そういう願望でどんどん沼の深みにハマっていきます。
ズブズブズブ…。

実際のところカメラはオーバースペック

しかし、実際のところ、見るのはパソコンやスマホの画面の一部で表示する程度ですし、印刷するといってもせいぜいL版や2L版程度になります。
ところが、現在のAPS-Cのカメラの主流である2000万画素やマイクロフォーサーズの1700万画素であっても4K画像程度の解像度があります。
しかし、パソコンの全画面に表示してもせいぜいHD(2K)画像ですし、スマホに至ってはその数分の1サイズで、表示どころか細かいところまで目には見えません…
明るさにしても、電子技術やら情報処理技術が高度化していますので、年々高感度で低ノイズの画像センサーが開発されています。
実際のところ、高画素の画像データを圧縮する際の処理方法によっては、最初から画素数が少ない画像データよりも最終的な画質は良くなることはありますが、人間が見比べてもはっきりとした差は発生しないレベルです。
つまり、マイクロフォーサーズですらオーバースペックなのです。

センサーサイズ比較図

カメラ業界の事情

ところが、カメラを画質なんて抽象的なスペックで売ろうとしても売れません
それもそのはず、ユーザーの私達は、カタログを比較しますが、画質の違いがわかるデータは画素数位だからです。
ないのでカメラが世代交代する度に後継機の画素数を増やし感度を上げていきます。

という状況で、画素数のインフレが続いてきましたが、さすがに画素数的にはオーバースペックで、これ以上の画質の向上は画素数を増やすより画素単位での感度向上を優先した方がいいような状況になってきています。

センサーサイズに比例してマウント・レンズも大きくなる

センサーサイズが大きくなると、当然の話ですが、光を取り入れるマウントとレンズも大きくなるのが自然です。
センサーサイズが大きくならなくてもマウント・レンズ径が大きくなった方が明るくなります。
そんな事情で、特段の技術的な大きな進歩がなければ、画質を求めるにつれてカメラのボディは大きくなっていく傾向にあります。

レンズ内手ぶれ補正

画素数向上の次のターゲットは手ぶれ補正です。
これまでは、カメラ自体の変更をせずに、レンズ内の一部のレンズを動かすことによって手ぶれの影響を抑える機構がレンズに取り入れられてきました。
手ぶれ補正のメカニカルな構造もレンズを動かすスペースとメカニズムが必要ですので、レンズが大きくなります。
そのため大型のレンズがさらに大きく・重くなるのは実用性が下がりますので、後回しにされていました。
しかし、手ぶれ補正を採用し続けることにより徐々に手ブレ補正機構の組み込みが効率的にできるようになり、大型のレンズなどにも手ぶれ補正機構が搭載されるのが普通になってきました。

ボディ内手ぶれ補正

レンズへの手ぶれ補正の導入が一巡してきたため、次にターゲットになったのはボディ内手ぶれ補正です。
具体的には、画像センサーを動かすことにより手ぶれの影響を抑える機構がボディに取り入れられつつあります。
これも、センサーを動かすスペースとメカニズムが必要なので、ボディが大きくなります

一眼カメラのミラーレス化が進展

そうやって画質を上げようとするとどんどんカメラが大きくなる一方で、メーカーは技術開発によってサイズを小さくしようとしても限界があります。
そのため、小さくするために、一眼レフカメラの中でものすごく場所を取り重量の原因となるミラーとペンタプリズムが無いミラーレス一眼への移行の動きが進んでいます。
ボディ内手ぶれ補正を実現するためには、センサーを動かしてもファインダー画像に影響のない点もミラーレスが有利です。

一眼レフとミラーレス
一眼レフカメラとミラーレスカメラの構造

せっかくミラーレスにしてもどんどんボディがでかくなる問題

駆け足でカメラ業界の事情について説明しましたが、ミラーレスにすると小さくて構造が簡単にできて軽くできます。
しかし、画質を求めていくとどうしてもまたボディが大きくなっていきます。
フルサイズを持たないメーカーのカメラの最上位機種は、既に小型のフルサイズ機より大きくなっている有様です。

カメラの大きさ・重さの限界に達する

ユーザーも画質を求めてどんどん大きなボディの高級機種を求めていくのが自然です。
そして、あこがれのフラッグシップ機種(に近いカメラも含む)を購入したのはいいのですが、ここでふと疑問に思います。

こんなにでかいカメラを日常的に持ち歩くんかい!

カメラを買った最初の時は、カメラは日常的な風景の撮影に使われていたかと思います。
旅行先の写真、家族の写真、自家用車やマイホームの写真などです。
しかし、手元にある機種は大型のフラッグシップ機種です。
ううう、辛い…

カメラ沼セカンドカメラ期

我に返る日

そこで、ふと我に帰ります。

本当にこの性能が必要なのか?

先程説明したとおり、実は画素数はオーバースペックです。
画素数がそれほど要らないということであれば、センサーサイズもそれほど要りません
レンズも大きな単焦点レンズを何本もゴロゴロ持ち歩く必要があるのでしょうか。
まあ、ズームレンズでもいいよな…
そして、そのズームレンズも大口径のF2.8低倍率ズームから、24-300mmみたいな高倍率ズームでも良くね?

そんな感じで、カメラ性能とレンズの断捨離が行われて、普段から持って歩けるサイズのカメラを購入することになります。
いやー、メデタシメデタシ…。一件落着…。

そしてカメラジプシーに

ここがカメラ沼から抜け出るチャンスではあるのですが、メーカーの上位機種までたどりついて、すっかり写真(というかカメラ)に目が肥えてしまった人にはそれも容易ではありません

もうちょっとボケが欲しいとか明るさが欲しいとかやっぱりこの色じゃないとか、すぐに新たな要望が出てきます。
カメラを買い替えた人は別の高性能カメラが欲しくなったり、同じ大きさでもっと性能の良さそうな別のメーカーのカメラを買ってみたりします。
せっかく減ったレンズの本数がまた増えてきたりもします。

結局カメラは2台位は欲しい

その人の価値観によりますが、結局カメラは2台位は欲しいと思います。
少なくとも、

  • 重いカメラがあれば、軽いカメラが。
  • 単焦点レンズがあればズームレンズが。
  • 標準のズームレンズを付けたカメラがあれば、広角か望遠のズームレンズを付けたカメラが。
  • 自分用のカメラがあれば、配偶者用のカメラが。
  • 本気用のカメラがあれば、遊び用のカメラが。
  • 特別塗装のカメラがあれば、通常塗装のカメラが。

いやー、めでたいめでたい。

個人的事情

そんなわけで手元には、ソニーの高画質フルサイズ機α7RⅢがあり、普段カバンに入れてあるのはパナソニックのGX7MK2です。
やはり本気で女性を撮影する時はα7RⅢでガッチリ撮りたいです。
もう美しい写真が撮れて大満足です。

一方、GX7MK2については、方向性を決めかねています。
アイキャッチ画像はGX7MK2で撮影したものです。多少ノイズは乗ってますが画質はまあまあ位です。
ちょっと暗いし、いいレンズを買おうとすると本体より全然高い有様。
ワイヤレス発光のフラッシュもしたいところなのですが、なかなか難しい。
もうちょっとシャッター間隔が短くサクサク撮れるといいよなー。
ううう、悩む…。

参考

今回の記事の、以下のブログ記事からインスピレーションを受けています。
ありがとうございました。

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