GX7MK2を持っていてフルサイズ機α7Ⅲを買ったらどの位幸せになれるか問題

2018年7月1日カメラ, カメラの選び方

α7RⅢ

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GX7MK2を持っていてフルサイズ機α7Ⅲを買ったらどの位幸せになれるか問題

Twitterでソニー機α7RⅢかα7が欲しい人がいたので話かけてみましたが、なんだかよくまとまりませんでした。
混乱だけさせてしまったようですみません。
色々比較の説明をしたかったのですが、Twitterの140字の数回だけではどうも説明しきれなかったようですので、こちらとしてもモワモワと不完全燃焼感が高まりました。
同じような悩みをお持ちの方は多いかと思いますので、α7RⅢとGX7MK2と両方持っている立場として違いなど説明したいと思います。

α7Ⅲが欲しくて悩む人

元はといえば、こういうことらしい。(話が終わってから読みました)

現状

状況はといえばこういうことのようです。

  • GM5とGX7MK2を所持
  • 撮影するのは「子供(娘・息子)」だけ。凄い動くからAF性能が良いのが欲しい。
  • それに屋内イベントが多いので高感度性能が良いのが欲しい。
  • そしてオールドレンズでも気持ちよく遊びたい。
  • α7Ⅲの瞳AF(多分パナより)すげー

なるほど。
オールドレンズの方は全然興味ないので、全く手を出してませんので説明は容赦願います。

まず、自分も瞳AFに釣られてα7RⅢを買った身ですので、同じような思いでした。

α7RⅢとα7Ⅲの違い

まず、前提として、自分はα7RⅢを持っているのですが、それとα7Ⅲは同列に並べてもいいのかという疑問があるかと思います。
同じクラスの性能であれば高画素機の方が感度が弱いのが通常です。

このあたりについては、デジカメinfoにざっくりした比較があるようですが、微妙な差はありますが、ざっくり同じような感じのようです。
価格帯が違うせいでしょうか。

α7RⅢとGX7MK2の差

GX7MK2よりα7Ⅲの方が子供を追いかけ易いか

これについては、カメラの性能よりはズームレンズの操作の方が影響が大きいかと思います。

まず、両方のAFを使ってみた感想ですが、どちらも十分速いので、動くものをAF測距点に入れられれば十分撮影が可能です。
そして、AFフレーム(測距点)に入れられるかという問題ですが、これもいい勝負です。

α7Ⅲ(α7RⅢ)は、AF測距点をマルチセレクターという、パソコンのトラックポイントのような操作レバーで移動が可能です。

一方のGX7MK2ですが、安いミラーレスにありがちですが、背面モニターがタッチパネルになっていて、写したい被写体をタッチすればそこにAFフレームが移動します。
これは案外便利で、ファインダーを覗きながらはちょっと難しいですがなんとかなります。

しかし実際は、子供は思ったように動いてくれないので、画面のどこかにAFフレームを移動して、そのままカメラを振って追いかける感じになります。
なんかパッとしないですが、それはどちらのカメラでも似たような状況になると思います。

瞳AFで子供が追いかけられるか問題

自分は、独り身で子供がいませんので、大抵はモデルさんの撮影をしていますので、瞳AFはとても便利に使っています。

これは、モデルさんは

  • 割と近い距離に
  • 基本的にカメラ側に正面に向いてくれる
  • 写す瞬間は止まってくれる

という、こちらに撮られる仕事のためにいるので、理想的な条件で撮影できます。

瞳AFの発動条件は、AFが顔だと認識する必要があります。
具体的には、顔の輪郭があって、両目と口(できたら眉と鼻も)認識したところで目にピントが行きます。
撮影の時は近い方の目にピントが欲しいのですが、残念ながら瞳AFはその判別は今の所できないようです。

ということなので、横顔や前髪が目のギリギリまでかかっているような状況が一番条件が悪く、その次に伏せ目や伏せ顔などの時も認識しにくいです。
さらに認識するまで0.5秒弱の時間がかかります。
ただ、一旦認識すれば、目をつぶったりよそ見をしたりしても、少々は追いかけてくれます。

この辺の挙動については、α7RⅢでもGX7MK2でもほぼ変わりません

実を言うと、α7RⅢを買う時には、ソニーのαシリーズしかこの機能が無いものだと思っていて、α9、α7Ⅱ、α6500などとの比較をしていて、旧機種のα7Ⅱやα6500は一応瞳AFも使えるという感じという評価だったので、α7RⅢに決めました。

しかし、サブ機に安かったGX7MK2を買ったところ、瞳認識機能があるではないですか。
調べてみると、追従性能には多少差はありますが、ミラーレス機は大抵あるではないですか。
これには結構な衝撃を受けました。
レフ機はせいぜい顔認識機能がライブビュー(背面モニター撮影)なら使えるという程度なのに…。

実際にテストすると、GX7MK2は多少α7RⅢよりは精度が弱いですが、速度はほとんど変わりません。
ということはミラーレスの上位機なら、機能自体がほとんど変わらないのだと思います。

というわけで、好き放題勝手な方向を向いて走り回っている子供に瞳AFが効くとは全然思えません

フルサイズの方が感度がいいか

普段のポートレート撮影はα7RⅢを使っています。
α7RⅢは4240万画素の高画素モデルですので瞳AFなどでピントが合えば、コンタクトレンズの柄などまで写ってしまうヤバいモデルです。
ところが、ちょっと暗くなると途端に画像の解像感が甘くなります。
見た感じはとても4千万画素どころか1700万画素のモデルといい勝負かそれ以下という感じです。
自宅の室内で手持ちで周りの物を撮影した時はそんなことはなくくっきり写っていました。

どういうことでしょう?
暗くなると解像感が落ちるのは、暗くなると被写体が見えにくくなってAFシステムの性能が落ちるのかと思いました。
そこで色々試してみました。

まず、ポートレート撮影をする人は大抵Aモード(絞り優先)で撮影しています。
これは、撮影の時にボケが欲しいので、F値を小さめに設定するためです。
そうすると、残りのシャッター速度とISO感度はカメラが自動で設定します。

α7RⅢは5.5段の手ぶれ補正機能がありますので、シャッター速度をかなり大胆に落として、ISO感度は低めにキープしようとします。
具体的にはシャッター速度は1/30秒位までは落として、ISO感度は多少の明かりがあれば800までで抑えようとするようです。
これはISO感度が上がると画面にノイズが乗りやすくなるので、それを防ぐようなアルゴリズムになっていると思われます。

つまり、暗くなると解像感が落ちるのは、暗くなるとAFシステムの性能が落ちるというような現象ではなく、被写体も人間ですので微妙に動いており、被写体ブレを起こしているようなのです。
実際、1/80秒程度で撮影できている写真については、拡大してもビシッとすごい高解像度で写っています。

一方のGX7MK2については、キットレンズの12-32mm F3.5-5.6というお世辞にも明るいとは言えないレンズを使っていて、室内で撮る場合は望遠側に振るとISO感度が初期設定の上限のISO3200に固定という感じです。
なので、広角端の12mm F3.5近辺を主に使うことになりますが、それでも室内ではISO800という数字はあまり見なく1600~3200の間をフラフラしているような状態で、日中に屋外に出てもISO500より下げるのはほとんど無理という状況です。
どうやら、GX7MK2はISO感度はすごく簡単に上がるようになっているようです。
この設定だとある程度の明るさがあれば、くっきり写っていますが、暗くなるとノイズまみれになります。
つまり、GX7MK2は感度が弱い分、明るさを維持するためにISO感度を高めに設定するようなアルゴリズムになっていると思われます。

というわけで、絞り、シャッター速度、ISO感度の設定のクセが両機種で全く違うので、単に両機種で撮影して写真を比べただけだと、

  • α7RⅢは解像度が甘め
  • GX7MK2は明るめでくっきり

と写りますので、有意な差がわかりません。

しかし、同じように撮ると、α7RⅢはISO800でGX7MK2はISO1600~3200だったりします。
ですので、大体1~2段の明るさの差はあるというところです。

そんなわけで、両方のカメラの差は、

  • 解像度が4240万画素と1700万画素
  • 明るさの差は1~2段程度

ということになるわけです。

解像感の差

解像感の差は思ったほどありません。
以前にモデル撮影で比較した画像がありますので、比べてみていただきたいと思います。
よほど拡大してみない限りはさっぱりわかりません。

両者の拡張性の違い

ただ、α7RⅢ(α7Ⅲ)はプロやハイアマチュアの使用を想定していますので、下位機のGX7MK2とはオプションの拡張性が相当違います

この暗い時の挙動を改善するのには、三脚やフラッシュを使った撮影をすることが考えられます。
その時に、GX7MK2は、レリーズ端子やシンクロ端子などがありませんし、無線でフラッシュを点灯するワイヤレスコマンダーの設定もありません
レリーズが無いのは、スマホアプリを使ったワイヤレスシャッターがあるからのようですが、バルブ撮影ができないなどちょっと不満も残ります。
シンクロ端子が無いのは、ホットシューにケーブルを繋げる想定なのでしょうが、その関係の純正オプションがさっぱり無いようです。
ワイヤレス発光をする場合は、ワイヤレス対応フラッシュを2台使って、クリップオンが1台とリモートが1台というような使い方をする必要があります。

撮影間隔の違い

もう1つGX7MK2が残念なのは、シャッターの間隔が結構長いことです。
連射については8コマ秒と大した差は無いのですが、普通に1枚ずつ撮影する時は、シャッターを押すと1秒位固まります
α7RⅢは好きなようにシャッターが切れるので、交互に撮影したりすると「なんとかならんのかこれは」という気分になります。
これは、2機種の価格帯の違いからくる撮影バッファーの大きさの違いかと思われます。

その他

他にもさすがに本体の値段が違いますのでα7RⅢ(α7Ⅲ)は、

  • フリッカーレス撮影(蛍光灯や白熱灯のチラつきの明るいところにシャッターを合わせる)
  • テザー撮影(PCとケーブルで接続して、撮影した画像を見ながら撮影できる)
  • 縦位置バッテリーグリップ対応
  • SDカードスロットが2スロット

など、どこまで使うんだかわからないような機能もたくさんあります。

結論

そんなわけで、スナップに使う程度であれば、若干GX7MK2が暗い程度で大した差は無いので、明るいレンズを買って頑張って撮影するのが幸せになれそうです。
フルサイズのα7Ⅲが必要となるのは、マイクロフォーサーズのレンズよりさらに明るさが必要な状況か、その他本格的なオプション機器を使った撮影をしたい状況に限られます。
なんとなくフルサイズ機が欲しいような気になりがちですし、買ってみないとわからないことも多いですが、フルサイズ機を買う前には必要な機能がどれだけあるのか色々調べてみてからがよろしいかと思います。

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Posted by すーすー