モデル撮影会の進行方法(個人撮影会、団体撮影会)

2019年9月3日カメラの撮影方法

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モデル撮影会の進行方法(個人撮影会、団体撮影会)

モデル撮影会は色々ありますが、参加したことの無い人にはどんな手順で撮影したらいいのかわかりませんよね。
ここでは、自分で撮影した撮影会の模様について説明します。
撮影会の形式は、大きく分けて個人撮影会(俗に個撮)と団体撮影会の2パターンがあります。

個人撮影会、個撮

個人撮影会は、俗に個撮とも言われますが、一定時間モデルさんを貸し切りにして撮影します。
一定時間とは大体30分から1時間半位が多いように思えます。

メリット

  • ポーズ、撮影位置、衣装の変更などする時間がある
  • 会話しながら撮影できるので、自然な表情などを撮影できる可能性が高まる

結構時間があるので、ポーズや撮影位置の変更や場合によっては撮影中に衣装の変更して貰える場合もあります。
さらに、色々お話して、自然な笑顔なども出してもらえるようになる可能性もあり、さすがにいいことづくめのように思えます。

デメリット

一方、不満点です。

  • 予約を取るのが大変
  • 料金が高め
  • コミュ障だとモデルさんとの1対1対応がつらい…

まず、予約を撮るのが大変です。
大体撮影会は土日休日です。
平日の夜などもありえますが、やはりカメラマンも日中は仕事の方が多いので逆に予約が埋まりにくくてセットしにくいようです。
そんなわけで、大抵は土日休日の開催になるのですが、モデルさんが1日稼働時間が8時間として、目一杯でも1時間ずつなら全8部の撮影になります。
それでも、人気のモデルさん予約開始とほとんど同時に予約満了になってしまいます。
もっとも、1日8時間ずっと撮影するのは相当大変ですので、大抵は3~4部位の時が多いので、さらに競争率も上がります。

さらに、料金については、モデルさんが貸し切りですので、当然料金はお高めになります。
具体的な料金は、大体1時間前後で5千円から1万円程度が多く、さらにレア度が高いモデルさんだとさらにもっと高額の時もあります。
自分の例だと先日1時間で14000円のスタジオ個別撮影がありました。大変です。

最後に、カメラマンの方が口下手の場合は、逆に1対1で撮影すること自体が苦痛になる可能性もあります。
女性に慣れてない方が、初めて会った女性と2人きりにされたら固まってしまうかもしれませんし、調子に乗って変なことを言ってモデルさんが不機嫌になるようなこともあるかもしれません。

それでも、やはり自由度が高い分メリットの方が多いので、個人撮影会の方がうれしいですね。

団体撮影会

団体撮影会は、一般的に撮影するカメラマン側が複数人います。
ある程度の人数まではセッション式、それより人数が多くなると囲み撮影になります。
コスプレイベントなども概ねこの方式です。
料金は概ね個人撮影会の半額位で、1時間なら5千円前後で個人撮影会よりは手が出やすいです。

セッション式

セッション式は、モデルさんに行列して1人何秒とか決めてタイマーをセットして撮影して交代します。
30秒~1分位の場合が多いような気がします。
先日のNewType撮影会はこのセッション式でした。

昼の部は、参加しなかったのですが、3名のモデルさんが別々の場所に移動して、撮影希望のカメラマンは各モデルさんに付いて行って行列して撮影したようです。
夜の部は、3人のモデルさんのうち2名コーナーに出て、15分ごとに1人交代で、出ている2名のモデルさんに行列して30秒交代で撮影しました。
いずれも、希望のモデルさんを撮影する時間は結構短くなりますし、自分の撮影時間のうちにポーズや立ち位置指定をしなければなりませんが、それをすると撮影時間がさらに削れますので、パッと可能な指定だけしてそのまま撮るようになります。
構図なども色々変えてという感じにもなりませんし、当然ゆっくり話をする時間もありませんので、機械的に撮影することになりますので、なかなか難しいと思います。

囲み撮影

申し込み制などではなく、人数の制限ができない時にある程度以上の人数になってしまうと、行列に並んでいると1人あたりの撮影時間が短くなり、時間が足りなくなるため、囲み撮影をします。
囲み撮影とは、文字通りモデルさんの前面をカメラマンが囲んで一斉に撮影する方法です。
囲みになると、モデルさんが撮影の視線を各カメラに巡回するのですが、囲みになるような人数に上手く視線を散らせられるのかはなかなか難しいです。
これも視線だけではなく、構図やモデルさんまでの距離など思うようになりませんので、撮影する方が相当難しいのではないでしょうか。

囲み撮影(運営が指示する方式)

最初から、撮影会を運営するスタジオ側で、撮影方法全般を指示する方法がありました。
参加したStill撮影会では、最初から囲み前提で、モデルさんのライティングなども全部設定して、距離も引きから寄りまで数段階指定して、カメラマンが一斉に撮影する方法です。
ライティングなどはスタジオ側で全部設定してくれますので、カメラの設定などがよくわからなくてもある程度のレベルの写真は撮れるかと思います。
一方、レンズも中望遠と標準の両方を用意しておく必要がありそうです(24-300mmなどの高倍率レンズでもいいかも)。
また、好みのライティングなどもできませんので、あくまで初心者向けかと思います。
色々制限が多いです。

団体撮影会のメリット

やりにくいという話ばかり書いてしまいましたが、考えようによっては、料金が安くて手軽に撮影できます。
これは経験を増やして色々な条件に対応する工夫して上手く撮れるように腕を磨けます。
さらに、1対多の撮影ですので、撮影の予約を取るのも比較的簡単ですし、場合によっては予約なしで現地集合みたいなケースもあります。
有名なモデルさんなどを撮影することもできるのではないでしょうか。

まとめ

自分は個人撮影会の方が好きですが、団体撮影会にも2度ほど参加したところ、普段は撮影できないモデルさんをどうやってきれいに撮影するかなどと頭を使って意外にきれいに撮影できました。
皆さんも個人撮影会・団体撮影会に限らず積極的に撮影会に参加して美しい写真を撮影して下さい。

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