【レビュー】クリエイター用デスクトップPC DAIVと4Kモニター DELL U2718Q購入から2ヶ月半
【レビュー】クリエイター用デスクトップPC DAIVと4Kモニター DELL U2718Q購入から2ヶ月半
マウスコンピューターのクリエイター用PCモデルDAIVのデスクトップタイプとDELLの27インチ4KモニターU2718Qを6月下旬に購入してから2ヶ月半ほど経過しましたので、使い勝手など書いてみたいと思います。
デスクトップPCを新調するまでの環境
元々使っていたLavie Hybrid ZERO HZ750GAS
初めてデジタル一眼レフカメラEOS kiss X7を購入したのはほぼ1年ほど前の2017年6月です。
その直後には、現像用のパソコンとしてはNECのノートPC LAVIE Hybrid ZEROの上位モデルをHZ750GASを購入して使用していました。
13インチのフルHDモニターにメモリ8GBでCPUにCore i7です。
当初は問題無く使用
ノートPCとは言っても、ストレージには外付けUSB-SSDを使用していて、メモリ8GBのCore i7ですので、それほど作業環境に不満は無く、むしろその環境をそのまま持ち歩くこともできるので便利に使っていました。
外付けのSSDを使うのは、写真の数の関係ですぐ1TBなどになってしまうのですがHDDだと速度が不満なので、ノートPCの内蔵ストレージを使うのは難しいためです。
その後、11月下旬にはカメラはソニーのフルサイズ機α7RⅢになり、カメラの解像度は縦横それぞれ倍になります。
さらに年が変わって2018年になり、このブログ「すーすーカメラボ」の運営を始めるようになり、不満が出てきました。
PC環境に徐々に不満が
それまではモデル撮影会などで撮影した写真は、のんびりそのうち現像すればいいやというスタイルでした。
しかし、2018年になって撮影会写真ブログを始めるようになり不満がたまってきます。
というのも、ブログのコンテンツは大きく分けて、モデル撮影会の写真とカメラの購入方法も含めた撮影ノウハウで、撮影会での写真はなるべく効率よく処理したいからです。
撮影会の写真は、1時間ほどの撮影会写真でもざっくり500~600枚ほどは撮影します。
ブログに掲載するのは概ね50枚未満ですので、10分の1ほどに絞り込み、さらに現像作業をすることになります。
その時に写真をたくさん並べてささっと切り替えてという作業にノートパソコンだとパワーも画面サイズもどうも不足します。
2018年6月にマウスコンピューターDAIVデスクトップと4KモニターDELL U2718Qを購入
そんなわけで、半年くらいずっと悶々としていたのですが、ボーナス時期になり、我慢しきれなくてデスクトップPCを購入してしまいました。
Lightroomの推奨メモリ容量が大幅アップ
ちょっと前まではWindowsもメモリが4GBもあれば全然不満は無く動作していたので、メインメモリ8GBというのは多少余裕がある方でした。
それが、2018年になってからのAdobeのアップデートで推奨12GBで、Photoshop併用ならもっとあった方がいいということになりました。
メモリがたくさんあれば、現像作業で一番時間のかかる書き出し(現像作業の写真をJPEGで出力する)にかかる時間がすごく減るということです。
パソコンを買うのも数年に1度ということですし、このペースだと16GBでもすぐ足りなくなりそうな予感がちょいちょいしたので、メインメモリは32GBにすることにしました。
メインメモリを32GBにすると購入はBTO一択
価格コムなどでデスクトップPCを調べてみましたが、メインメモリが32GBというのはそれほど一般的ではなく、動画編集とか3Dゲーム専用の高級機のみしかないようです。
しかし、ビデオ能力とかCPUパワーにはそれほど興味はないので、そんなに高価なPCは必要ありません。
そんなわけでBTO(Build To Order:ユーザーの注文に合わせてPCを組んでくれる)ショップでメモリを増設して貰うことにします。
BTOのショップは、パーツを買って組み立てる自作PCの作業を代行でやってくれるようなものなので、全くの初心者が自分で考えた最強PCなどを実現するには、トラブルが起きた時に細かい面倒を見てくれる保証はありません。
つまり、初心者向けとはとても言えません。
(現在はまあまあサポートの対応もいいようですが)
実際、マウスコンピューターやパソコン工房などで検索すると「二度と買わねー」みたいなレビュー記事であふれていてビビります。
ですが、自分も長年パソコン使っててその昔は自作PCを組み立てたりもしてたので、有料オプションのユーザー窓口電話だけ確保して、マウスコンピューターで買うことにしました。
実際に買ったモデルの説明は、その時の記事を参照して下さい。
モニターはDELLのU2418Q
モニターの方は、置き場所はありそうなので、どうせならでかい画面で、しかも、でかくするなら解像度も高くないと面白くないので27インチの4Kモニターを購入することにしました。
おすすめ4Kモニターで検索するとSTUDIO9(有名な写真のサイト)の記事が結構出てきます。
写真を紙で出力する予定は特に無いので、高価なカラーマネジメントモニタは不要です。
というわけで、27インチの4Kで性能もお値段もお手頃なDELLのU2718Qを購入することにしました。
このへんもやっぱり購入の時の記事に説明が書いてあります。
購入してから約2ヶ月半での使い勝手
結論から言うと大満足で毎日バリバリ使っております。
画像選択作業
画面は27インチ4K画面だとさすがに広くて助かります。
ノートPCは13.3インチのフルHDですが、27インチの4Kモニターだと、単純にノートPCの画面を縦横2個ずつ並べたのと同じサイズになります。
ノートPCの画面だとライブラリ画面だと画像の細かいところまでは見えないので、現像の画面で写真を切り替えてレーティングを付けてはフィルタリングして選別していたのですが、4Kモニターになったら、ライブラリの画面で選別が十分可能です。
ライブラリの画像サイズを最大の横3枚にすると、ノートPCの現像画面とほぼ大きさが変わりませんし、実際の作業は5、6枚位にしてやっています。
画面の切り替えに時間がかかるので速いマシンをなんて思っていましたが、そもそも切り替えなくても並べられます。
この作業にはさすがにバカバカしくてノートPCですることはなくなりました。
(持って帰ってさっさと作業した方が早い)
現像作業
現像作業についても同様です。
現像画面だと縦レイアウトの写真でも相当大きな画面で表示されます。
ノートPCの際には細かい部分を確認するのに拡大して作業しては別な部分を作業して、縮小して全体のバランスを見て、などという作業の繰り返しでした。
しかし4Kモニターだと、拡大しなくても十分大きいですし、解像度もノートPCで2倍に拡大した時と変わりません。
横画面で表示すると、さらに倍位に拡大した位の画面で作業が可能です。
縦画面限定ではありますが、画像を2枚並べて、調整前後の写真を比べたりしても写真が小さくなりません。
書き出し作業
LightroomやPhotoshopの作業でもっともPCに負荷がかかり時間のかかるのがこの作業です。
Lightroomは、RAWデータを取り込んだ時にもそのまま使わず、作業用のプレビューデータを表示に使います。
作業は、調整項目の履歴を保管しているカタログのファイルに書き込まれていて、RAWデータ自体には変更が加えられません。
JPEGやTIFなど実際に画像表示に使われるデータに変換したい時は書き出しという作業を行い、RAWデータとカタログの履歴を使って新たに画像ファイルを合成します。
ノートPCで作業していた際には、大体100枚位の書き出し作業を行うのに1時間位は見込んでいて、それ以上の枚数の書き出しを行う際には、寝る前にセットして、起きたら完成している位の感じです。
一昔前の動画のエンコードみたいな感覚です。
それが今回のDAIVのPCは、CPUがCore i7-8700でメインメモリが32GBになり、ものすごく作業時間が短くなりました。
比較のため、α7RⅢのフルサイズの画像を解像度はそのままで2MBまで圧縮する書き出し作業を372枚に対して行ってみました。
ノートPCだと3~4時間(約180~240分)位は覚悟する作業です。
書き出しにかけた作業はちょうど20分でした。
大体ノートPCの10倍位の速度になります。
参考までにメモリの使用量を表示すると、最大で16GB位でした。
つまり、32GBのメインメモリがあっても半分までしか使わないということですので、現状では16GBのメモリがあれば十分ということですね。
そんなわけで、書き出し作業をする前にお風呂や布団の用意をすることはなくなり、ちょっとネット巡回やSNSなどをいじっていると終わる作業になりました。
(書き出し作業をしている裏で作業しても、特に重いということはないです。)
まとめ
というわけで、新しく購入したデスクトップPC環境は非常に快適で作業時間も大きく短縮されました。
とはいうものの、PC(約20万円)とモニター(約7万円)の費用がかかっていますので、「みんなすぐ買え」という感じでもありません。
このへんは、カメラやレンズなら「みんなすぐ買え」という感じになるのに不思議ですね。
みなさんも参考にして下さい。
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