写真からわかる3タイプから見た初心者の写真の上達方法
写真からわかる3タイプから見た初心者の写真の上達方法
自分のような写真を撮影するだけではなく、現像でネチっこくいじるタイプだと、自分が撮った写真を現像する際には自分の写真の下手さを痛感して、どよーんとした気分になることが多々あります。。
写真からわかる撮影者の3タイプ
撮影する写真よりカメラなど撮影機材が好きなタイプ
これは、初めてカメラを所有した人に多いタイプです。
仮に機材好きタイプとしましょう。
新しくカメラやレンズなど撮影機材を買うと、とにかく写真が撮ってみたくてたまらなくなります。
うおおおーっ!新しい○○買っちまったぜー!!!俺の○○サイコーッ!!
(○○にはカメラとかレンズとかその他機材名を入れて下さい))
みたいな脳汁がドバドバ出して写真を撮るような時にありがちです。
いやもう、そもそもの話として、何でカメラ買ったんだっけとか思う位の本末転倒感は誰もが経験したことがあるかと思います。
このタイプにありがちなのは、とにかく買ったものを試しに使いたくてたまりません。
というわけで、とにかく性能の限界に挑戦します。
- 意味もなく明るいところや暗いところで撮ってみる。
- とにかく早く動くものを撮ってみる。
- 絞りを開放してピントが合った物以外をとにかく限界までボカしてみる。
- 被写体と目一杯寄ってみたり、離れて撮影したりしてみる。
カメラやレンズの限界を試してみるのは必要なことではありますが、普段撮る写真としては大した意味はないですよね。
撮影する写真より撮影している自分が好きなタイプ
次のタイプは写真の上手い下手はよくわからないけど、雰囲気を出しに行きたいタイプです。
仮に自分好きタイプとしましょう。
これは、写真をアートとして認識しているタイプの人が自分に酔っ払ってしまう時にありがちです。
- 極端な逆光やらサイドから当てた直射日光でくっきりした影で撮影してみる。
- 夕日や壁の色などが目一杯かぶったグラディエーションで撮影してみる。
- ほとんど暗いところに点のような光源の下で撮ってみる。
構図やシチュエーションに凝ってみるのはいいのですが、後から写真を見て恥ずかしくなったりしませんか?
撮影する写真より被写体が好きなタイプ
最後のタイプは、被写体が好きで好きで仕方ないタイプです。
仮に被写体好きタイプとしましょう。
このブログでは、基本的に女性のモデルさんの撮影をメインにしていますので、顔やスタイルなどが好みだったりすると、超うれしくなってしまい、とにかく好きなところを強調した写真ばかり撮ってしまいがちではないでしょうか。
他にも、お子さんなど可愛くて仕方ない時期もあるでしょうし、このブログの趣旨からは外れますが、被写体として鳥や動物、レーシングカー、飛行機や鉄道列車などとにかく被写体にのめり込んで撮ってしまうことはあるかと思います。
このタイプに属する人は、冷めた目で自分の写真を見返してみると、自分の嗜好というか性癖というかがまともに現れてて、恥ずかしくなったりしませんか?
何を隠そう、自分はこのタイプです。
はい、美しいモデルさんは大好きです。いや、本当に。(←聞いてない…)
タイプごとの問題点
まあ、「写真なんぞ好きに撮ればいいじゃん」という方には、そもそもこの先は不要です。
一方、実際に写真の目的というのは、他の人に見せることにあります。
写真には自分の視点というか主観のようなものがはっきり出ますので、個性は絶対必要で、それを取り払った写真はつまらなくなります。
しかし、あまりにも自分の主観を押し付けたような写真は見ていてあまり好ましいと思われなかったりします。
というわけで、上記の3タイプは何が問題なのでしょうか。
機材好きタイプ
カメラは機械ですので、性能の限界に近付くと挙動がおかしくなります。
そのため、性能限界目一杯でぶん回すと、どうしても粗(あら)が目立った写真になります。
- 極端に明るかったり暗かったりするとどうしても写真に色潰れした部分ができます。
- 無闇に高速のものを撮っても、とにかくブレて写真としてどうかなと思うものができがちです。
- 無闇にぼかしても、シチュエーションがはっきりしない写真になりがちです。
無闇にというのは、それが全くいけないというわけではなく、写真を撮る時にはしっかりした意図が必要という考えがあります。
つまり、しっかり考えて撮りなさい、というわけです。
自分好きタイプ
このタイプの問題点は理系の自分にはアートな話はちょっとわかりにくいところはあります。
しかし、写真の構図や撮影方法の書籍などを読んでみると、物や人物の配置や明暗などの活かし方などが詳しく書いてあることに驚きます。
つまり、人間が美しく感じる図形としての被写体の配置には理論があり、全く無視して我流を貫いても限界があります。
そういうことを考えると、理系的な発想も活かし方があるのかもしれません。
もちろん、とにかく教科書通り撮ればいいというわけではなく、感性も必要ではあります。
被写体好きタイプ
これも自分好きタイプに通じるものがあります。
とにかく被写体が好き好きとたくさん写真を撮ったからといって、なかなか納得の行く写真が撮れるものではありません。
しかし、被写体を美しく撮るためには、被写体をよく見る必要もあり、好きに越したことは無いようにも思えます。
タイプから見た写真撮影の上達方法
これまで説明した3タイプの共通点は、我流で理論の裏付けなく撮影するところにあります。
逆に言えば、写真を撮るにも理屈が必要で、それに加えてシャッターチャンスを活かすというところに真髄があるのではないでしょうか。
さて、それぞれのタイプに関する上達方法ですが、色々な考え方があるかと思いますが、一例を挙げてみたいと思います。
機材好きタイプ
とにかく機材好きタイプの人は、カメラ沼やレンズ沼など極端に撮影機材を買い集めたり買い替えたりする傾向があります。
実際のところ、全ての面に優れたカメラやレンズなどは存在せず、性能には一長一短があります。
必要なのはカメラの限界に頼らない撮影を心がけることです。
問題点のところでも述べましたが、カメラの限界を把握した上で余裕を持った撮影をした方が結果として美しい写真が撮影できます。
特に暗く潰れたり、明るくて飛んだりするのは避けるべきです。
- 上手く撮影できないからといってカメラやレンズのせいにしない。
- スペックに釣られすぎずに必要な性能を見極める。
自分からのおすすめはライティングについて研究してみてはということです。
フラッシュ(ストロボ)などを使ったことが無いという方は練習してみてはいかがかと思います。
自分の写真が一段レベルアップできることと思います。
自分好きタイプ
アートが好きなタイプの人は、とりあえず撮ってみるというのも大事ですが、書籍を買って勉強してみてはいかがでしょうか。
カメラの使い方ならともかく写真の撮り方に理屈が必要というのはちょっと納得行かない方もいらっしゃるかと思いますが、一度お試しいただきたいと思います。
被写体好きタイプ
このタイプの方についても方針は同じです。
色々調べて基本に戻って撮影してみてはいかがでしょうか。
カメラの使い方や構図など、簡単なようで気を付けることは山程あります。
やはり、ライティングや構図などは大事ですので、研究してみて下さい。
まとめ
色々、長々と書いてしまいましたが、いかがでしょうか。
書きながら、色々自分でも痛くなってしまう点があり、他の方にエラそうに何書いてるんだ俺と思う点も多々あります。
しかし、写真の世界というのも歴史があり、一つ一つの基本というのは意外に単純ではありますが、取り入れていけば確実なレベルアップがあります。
みなさんも一緒に頑張っていきましょう。
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