初めてカメラを買う時にカメラとレンズのどちらに予算(お金)をかけた方がいいのか?

2018年11月19日カメラ,カメラの選び方,交換レンズ

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初めてカメラを買う時にカメラとレンズのどちらに予算(お金)をかけた方がいいのか?

初めてカメラを買う時に悩みがちなのが、カメラとレンズのどちらにお金をかけた方がいいのかという問題です。

個人的にはカメラが優先

カメラはどんどんモデルチェンジされてしまうため中古価格も下がりますが、レンズは10年近くそういうことがないので中古価格も安定しています。
そのため、レンズは資産と言われることも多いので、レンズにお金をかけた方がいいという考え方があるようです。
一方、個人的には、レンズの性能をカバーする方法はあるが、カメラについてはなかなかありませんので、最初は目一杯いいカメラを買って、レンズなど他は最低限にしておいて、追々買い足していけばいいのではないかと思っています。

悩むのはカメラだけでなくレンズも

初めてカメラを買う時には、どうしても普段使わない額の買い物になりますので、ボーナスの時期に合わせて買うという方も多いと思います。
手持ちのお金で十分買えるという場合でも、やっぱり口座の残高が増えるボーナス時期は財布の紐も緩みがちになったりしがちです。

一方、初めてカメラを買おうと思った時にどんなものを買ったらいいのか当然わかりません
そこで、ネットで検索してみてこのブログにたどり着いた方も多いと思います。

デジタル一眼カメラには別売りのレンズが必要

そうやって調べてみた結果、ミラーレス一眼カメラにしろ一眼レフカメラにしろ、レンズ交換式のカメラにはレンズが必要なことに気付きます。

それについては、稀に安いからと通販ででボディ(カメラ本体)だけ注文して、届いたカメラを開封してみたがレンズが入っていないので写真が撮れないことに気付いたりする人もいます
しかし、お店や知り合いなどにアドバイスを受ければ、レンズが別売りでどんなものを買えばいいのかも説明に含まれていることと思います。

レンズキットの存在

カメラの価格を調べて行くと、カメラとレンズがセットになったレンズキットという便利なものの存在に気付きます。
セット自体は、カメラのボディ単体に大体1万円位含んだ価格で、レンズ単体でも販売していますので値段を調べると大体、2~3万円ほどしますので、価格だけみれば非常にお得です。
これは、カメラメーカーもレンズキットを買う人は自社のカメラを買う人が初めてなので、サービス価格にしているためです。

一方、レンズキット含まれているレンズ(キットレンズといいます)は、どうも評判が悪いということにも気付きます。

キットレンズとは?

キットレンズは、身の回りを撮るのに十分な程度の距離に対応していて(標準レンズ)、ある程度距離を調整できるズーム機能がある標準ズームと呼ばれるレンズであることがほとんどです。
カメラ用のレンズには、一定の大きさでだけ撮影できる単焦点レンズと、ズームレンズの2種類があるのですが、ズームレンズは写る大きさを調整できるというメリットがある反面、レンズを多数組み合わせて動く部分が多くなった複雑な構造になっています。
レンズはガラスでできたレンズの組み合わせでできているのですが、その構成するレンズを1枚通過するごとに光が弱まりますので、どうしても単焦点レンズよりはズームレンズの方が写りが暗くなります
光をたくさん取り込むために直径の大きいレンズを採用した高級レンズもありますが、大きなレンズを使うとどうしてもレンズ全体では重くなり、価格も高くなります。

そんな事情もあり、入門用カメラに付いているレンズは、カメラの価格に合わせたそれなりのものが多くなるのです。

キットレンズはダメ?

入門用のカメラは、かなり価格を抑えていますので、ピントを自動で合わせる機能(オートフォーカス:AF)、色を自動で調整する機能(オートホワイトバランス:AWB)、自動で明るさを調整する機能(自動露出:AE)などの基本機能や、画素数なども少なめになっていますので、キットレンズもカメラの性能にあったものになっています。
ですので、一概に安いレンズだからお話にならないとも言えません

撮影に失敗するのは暗いから

初心者が撮影に失敗するパターン

カメラはセンサーで明るさを測定し、自動的にシャッター速度や明るさを決めてくれるのですが、明るい場合は光を短時間受ければいいのでシャッター速度が高速でシャッターが開いている時間が短くなり、それほどブレることはありません
一方、逆に、暗い場合はシャッター速度が長くなりますので、シャッターが開いている時間が長くなり、その間に撮影者の手も動きます(手ブレ)し、写るものも動いています(被写体ブレ)ので、写真がぶれてしまうことが多くなります。
カメラの感度設定(ISO値)を上げてカバーすることも可能なのですが、感度を上げるとそれにつれて画面のノイズも増えるので、どの程度まで上げられるかは写真自体のノイズ量との相談になります。

カメラ沼・レンズ沼にはまる原因

そのような失敗について、写真についてよく知らない場合は、カメラやレンズなどハードウェアに問題があると考えがちです。
実際、高級なカメラであれば、感度も高く、手ブレ補正機能も強力です。
また、上記で説明したような明るさが売りの大口径高級レンズを使えば写真を明るく写せますので、ブレにくくなります。

そうやって、もう少し高いカメラやレンズを買ってみたりしがちですが、その位の差では、すぐ満足が行かなくなります
その調子で、どんどん高いカメラやレンズを繰り返し買うようになるのが、典型的なカメラ沼・レンズ沼の症状です。

結局、一番高いカメラやレンズにたどり着くまで続き、最後はどこかで落ち着きます。

あれ?なんで撮影に失敗したんだっけ?

そこで、そもそもどうして写真の撮影に失敗したのか考えてみます。
写真がブレたり、ピントが合わなかったり、色がずれたりする原因の大きな部分に、撮影する場所が暗いからというのがあります。
写真がブレる原因は上記のとおり暗くてシャッター速度が足りないのは原因ですし、暗いとカメラも被写体がよく見えませんのでAF、AWBの精度も落ちます。

つまり、明るければ問題の大半が片付きます

しかし、暗いところで撮影するのは贅沢なのでやめましょう、ということにはなりませんよね。

補助光を使おう

暗いところで撮影する場合は、ライトで明るく照らしてやればいいわけです。

フラッシュ(ストロボ)を使う

自力で明るさを確保する方法には、フラッシュを使います。
フラッシュは、カメラに内蔵している内蔵フラッシュと、カメラのホットシューに取り付ける外付けフラッシュ(クリッピングストロボ)があります。
内蔵フラッシュは光量が少なく方向も前向きから変えられないため、中央部分だけしか明るくならず、一般的な写真撮影には不向きです。
そのため、外付けフラッシュを使います。

外付けフラッシュは光量が大きくて白飛びしやすく、やはり前向きだと中央部分だけ明るくなることが多いので、光を分散させるディフューザーか、天井や壁などに反射させて光を散らすバウンス撮影を使います

スタジオのソフトボックスやLEDライトを活用する

モデル撮影会などのスタジオ撮影などの際には、室内なのでどうしても暗くなりがちですが、スタジオでライトを用意してくれる場合も多いです。
大型のディフューザー(ソフトボックス)を付けたライトやLEDライトなどが用意してあるケースが多いです。
見かけたら、積極的に使いましょう

優先順位はフラッシュ>レンズ

高級なレンズの優れている面は、明るさだけではなく、レンズを構成するガラスの材質や加工精度が良いために解像が良いことも重要です。しかし、とにかく高い…
ですが、カメラを買って最初に問題になるのは、やはりブレの問題が多いかと思いますので、最初はフラッシュの使い方を練習してみてはいかがでしょうか。

実際、撮影会などに参加してきれいな写真を撮るような方は機材もそれなりにいいものを使っていますが、フラッシュなど補助光の確保にも余念がありません
機材の優先順位は、フラッシュを使えるような撮影がメインの場合には、カメラ>フラッシュ>レンズとした方がいいと思います。

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