これからカメラを始める人は一眼レフとミラーレスのどちらを買うべきか

2019年4月2日カメラ,カメラの選び方

これからカメラを買う時には実績が確かな一眼レフカメラか、一回り小さいミラーレス一眼カメラとどちらを買うべきか悩む方も多いと思います。結論としては、これから買うのであればミラーレスしかありえないと考えています。
その理由について解説しています。

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一眼レフカメラとミラーレスカメラの違い

先月はこんな記事を書きました。

ミラーレスと一眼レフで説明が違うことが多いので、別記事で説明を引用するために書いたわけですが、これに結構な数の検索に引っかかっております。
やっぱり、カメラを買う時は、一眼レフにしようかミラーレスにしようか、そもそもどう違うのか悩む方が多いということですね。

しかし、実際のところ、上記の記事では、構造上の違いは書いてありますが、どっちがいいとかいう話は全然書いていません
これでは、わざわざ検索した人もどうしたらいいのか困るのでは!
と思い、続編記事を作成することを書いてみました。

読む前の注意

一応、皆さんが読む前に書いておきますが、本記事に記載している内容は、個人的感想というか意見です。
自分とは違う考えの人は世の中に大量にいることは重々承知しております。
自分でカメラを買う時は御本人の判断で購入をお願いします。

というのも、世の中で話題にしちゃいけないのがマナーになってる話がいくつかあります。
代表的なものとしては、政治の話と野球の話とお金の話とカメラメーカーの話があります。

わざわざ、そこにヘッドスライディングで頭から突っ込むのは、やっぱり色々デリケートですよね。
個人的にはPのカメラはいいけど持ってる人は微妙とかカメラマンあるあるを説明してみたい気持ちはありますが、命の危険を感じるのでやめておきます。

個人的経歴

自分が最初に買ったEOS kiss X7です。
その後、それを手放してEOS80Dに、そして2017年11月25日の発売と同時にα7RⅢを購入して、2018年2月に追加でGX7MK2を購入しました。
その後で、EOS80Dは3月末に友人に売却しています。

というわけで、自分の手元にあるカメラはミラーレスだけになってしまいました。
個人的には、やはり今からカメラを購入するのであれば、ミラーレスカメラしかないのではないかと思います。

個人的に感じる一眼レフとミラーレスの違い

ボディの大きさ

やはり、一眼レフカメラは、ミラーと光学ファインダーが内蔵されているので、ペンタ部がどでかいのを含めてボディ自体が大きく重いです。

それでも、ミラーレスはサイズが小さすぎてるという話を良く聞くのですが、自分は男性ですが、手の大きさが女性並しかないのでミラーレス位でちょうどいいです。
そもそも、普段からカバンに突っ込んでおくには小さい方がいいですよね。

ファインダー

個人的に光学ファインダー(OVF)と電子ファインダー(EVF)の違いはやはり大きいです。

光学ファインダーというのは、レンズからミラーやらプリズムを通ってファインダーまでつながっていて写すものをそのまま目で見られるのが特長です。

一方、電子ファインダーは、ビデオカメラなどと同じで、レンズから入った光はそのまま画像センサーに入ります。
そてい、センサーが光をデジタルデータとして取り込んだものを、電子ファインダーの奥にあるモニターに表示しています。

なので、モニターのドット数より細かいものは見えません

ところが、光学ファインダーは目で見たままをシャッターさえ押せば写せるというのが特長なわけですが、実際に写真に写るのは目に見えた画像と同じかどうかは、実はよくわかりません。
なぜかというと、写真データは画像センサーが光を取り込んで、電子的に処理された画像データがまた写真として表示されるので、処理の途中でどうしても写真が変化してしまいますし、そもそも見たままの写真にするのが技術的に難しいのです。

とことが、電子ファインダーで見えている画像は、基本的に画像センサーがデータとして取り込んだのと同じ画像を表示しています。
そのため、露出補正とかボケとかについても、撮影イメージ通りに表示されます。
例えば、露出(EV)補正ダイヤルを回すと明るくすれば明るく、暗くすれば暗く、リアルタイムに明るさが変わってみえます。

加えて、光学ファインダーは、比較的手軽に買えるカメラでは、視野率という実際に目で見える範囲が100%より少し削られています
つまり、目で見えていない範囲も若干写っています。

一方、ミラーレスカメラの電子ファインダーは、例え入門機であっても、一眼レフの高級機と同じように100%の範囲で見えますので、目で見ているものと写っているものの差がほぼありません。

そもそも、自分のように学生時代から長い間メガネ生活を送っている自分は目が悪いです。ひょっとしたら今は老眼が進んでいるところかもしれません。
ですので、一眼レフの工学ファインダーを覗いても、遠くの小さいものなどはよく見えません
ですので、電子ファインダーのような電子画面の方がよく見えて非常に扱いやすいです。

顔認識・瞳認識AF

キヤノンEOS80Dを使っていた自分が、ソニーα7RⅢに乗り換えたきっかけは、瞳AFの機能があるからです。

キヤノン機も顔認識まではあるのですが、ライブビューという背面モニターで撮影するモードでしか使えません。
その点、ミラーレス機であるα7RⅢはファインダーでも背面モニターでも同じ画像が写っていますので、同じように瞳認識で撮影できます。

技術的には、ミラーレスカメラは、画像センサーで取り込んだ画像データからファインダーに写る画像を表示しているので、顔のパターン認識をしやすく、逆に一眼レフカメラではファインダーでは直接光を見ているので、そのような情報処理はやりにくいのではないでしょうか。

実際、キヤノンでもミラーレスカメラであるEOS kiss Mは瞳認識機能があります
しかも、GX7MK2を買ってから気付いたのですが、オリンパスやパナソニックなどのミラーレス機は入門機から瞳認識AFを装備しています。
もし、今使っているα7RⅢを買う前にこの辺に気付いたら、先にもっと手頃なミラーレスカメラを買っていたかもしれませんね。

ミラーレスカメラの弱点

ミラーレスは、一旦画像を電子データとして取り込んだ後で表示するので、少しファインダーに写る画像に若干の遅れがあります。
さらに、画像をずっとファインダーやモニターなどに電子表示しているので、常時バッテリーを消費し続けており、バッテリーのもちが一眼レフ機に比べて短いです。

また、一眼レフが採用している位相差AF方式は精度が高く速度も速く、それに比較してミラーレスカメラが採用しているコントラストAF方式や像面位相差AF方式などは若干遅いようです。
しかし、このような機能は急速な電子技術の発展によってミラーレス機もハードウェア的な弱点はほぼ克服しつつあります。(ものすごく動きの速いもの以外は関係ないはず)

結論

というわけで、実際に、一眼レフ機は全部手放してしまい、ミラーレス機を2台買っているところからわかるように、個人的にはミラーレスの方がメリットが多く使いやすいと思っています。

商業的に写真を撮影するプロが撮影するような超高速や超低温のようなシビアな状況では一眼レフ機の方がまだ対応しやすいと言われています。
しかし、電子技術は年々進歩していますので、むしろ間もなく逆転する日がくるのではないかと感じています。

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