保有マンションを売却した話
購入して約10年住んでさらに10年超賃貸していたマンションを売却
こんにちは、すーすーです。今回は、東京の田端に所有していたマンションを売却した体験談を紹介する。
マンション購入のきっかけと当時の状況
30代に入った1999年頃、当時住んでいた田端駅近くの賃貸マンションの近所で、新築分譲マンションが販売されていることに気づいた。
田端は山手線沿線では比較的地価が安いが、さすがに山手線近くということもあり土地が売りに出ることが少ないため、分譲マンションが販売されることは稀だった。
最初はあまり気に留めなかったが、販売開始からしばらく経っても半分弱の部屋が売れ残っていることを知り、内見に行くことにした。
年収からローン返済も問題なく可能と判明し、両親にも相談。母は「借金も資産のうち」と背中を押してくれ、数日後には両親と一緒に内見。
結果、9階の広めの部屋を購入することを決めた。実際には、自己資金が不足していることを銀行で指摘されローン審査は難航したが、メガバンクと住宅支援機構の併用ローンで融資を受けた。
約10年間の賃貸経営と住宅ローン返済
その後10年ほど住み、その後地方勤務をきっかけに賃貸に出した。
もちろん、銀行にはちゃんと届けている。住宅ローンだけ組んで住まないで賃貸に出すと、契約違反で完済を求められることもあるので注意。
賃貸に出してからも繰り上げ返済を繰り返し、2021年の熊本在住時に住宅ローンをついに完済した。
売却を決意した理由と売却の流れ
2022年末頃から東京の中古マンション価格が上昇傾向にあり、所有マンションの近隣物件も購入時よりかなり高値で取引されていることを知った。
家賃収入を充ててローン返済を続けるのが基本だと考えていたが、ローンは既に完済しており自分で住むことも無さそうな気がしていたため、建物が古くなる前の売りやすいうちに売却してもよいのではないかと考え、仲介してもらっている不動産店に相談。
居住者の方が買い取る意向があることが判明し、適正な価格で交渉が成立。
しかし、居住者の方の持病で銀行ローンが組めないため即金での購入となった。売買手続きは不動産店の店舗で司法書士立ち合いのもと進み、無事に完了した。
売却後の手続きと心境
売買手数料や譲渡所得税などの費用はあったものの、新築時の購入価格より手元に残る金額があり、約20年超にわたるマンション保有に一区切りがついた。
翌朝銀行からの入金について質問の電話もあり、株式で運用すると答えたところそれ以上は聞かれなかった。
まとめ
20年以上保有して住宅ローンを完済したマンションを売却するのは大きな決断だったが、賃貸経営と住宅ローンの完済、そして市場の状況を見極めての売却は満足のいく結果となった。
この経験を通して、不動産所有や資産運用の考え方に大きな学びがあり、今後はこうした実体験も交えながら資産形成や暮らしに役立つ情報を発信していきたい。
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